「こんな日が来るなんて、思ってもいなかった」日がとうとうやってきた。
信じられないような話だけれど、
まあ・・・信じられる。
わたしに起こることだから。
たいてい普通のことが起こらない。
9月の終わりにもあり得ないことを告げられた。
そしてこの11月にも。
真ん中の10月にはいつもより特別なことがつづいた。
わたしはあの日から泣き通しだ。
ふとした瞬間に涙がこぼれそうになってそれをこらえる毎日。
家にいて時間が許すときは躊躇わず号泣した。
わたしの人生にも大きくかかわることだけど、
誰かのためにこんなに泣き通しになることもなかった。
こんなことが立て続けに起こるわけがない。
いくらなんでもおかしい。
これは偶然ではないんだろうなと感じる。
どうやったら偶然って疑えるだろう?
ひとつ前に書いたブログは7月10日のものだった。
4ヶ月と10日過ぎていた。
あれからわたしはお片づけに真剣に着手し、
わたしじゃないみたいな人になっていた。
興が乗ってブログを忘れて片づけ、その他にもいろんなことをした。
夏になって実家に帰ったときは、実家の片づけまでして、
そのままにしてくれてある自分の部屋に溜まっていた荷物を綺麗に片づけた。
昔の服やらバッグやらも捨て、
母を促進させて、亡くなった祖父母の衣類なんかも一緒に捨て、
ものすごい進捗があった。
二人で爽快感を味わった。
わたしは自分がした片づけをできるだけ記録しておいた。
まとめてここに書こうと思っていた。
そのうち時間は過ぎて、お片づけの勢いが緩やかになり始めた。
書いた記録も多くなって写している時間がもったいないと思うようになった。
ブログを書くタイミングをいつも見計らっては逃しつづけた。
今回は書くしかなかった。
すべてわたしのせいなんだろうか?
いや、現実の世界を表面的に見ただけでは、
このことがわたしのせいだなんて誰の脳裏も掠めもしないだろう。
本当はわたしのせいではない。
わたしの「ため」なんだろう。
こんなに心引き裂かれたとしても。
しかも7月10日の記事は偶然ではないものだった。
「人生に新たな進展があれば、
本能的に家の中の要らないものを整理して心機一転を計ろうとするだろう。
それはごく自然なことだと感じるに違いない」
これはまさしく今だ。
具体的な話、その通りだ。
ギリギリのところまで来た。
本能的に、って、これからもまだ生きるつづけるためでしょ?
「もうこれ以上は無理だ」と感じたことは今も変わらない。
これはお片づけのことではないけれど、
その件に関しても、もうのっぴきならないところまで来てしまった。
もうすぐ18年。その9年前から気づいてたから27年。
人生のほとんどです。
知りたくて当然だ。
年を取って、色んな悩みに直面して、
そこから学び取ったことは甚大だった。
特にここ5年の学びはそれ以前の学びとは比にならないくらい。
準備ができていたってことだよね。
この事態すべてに対して。
それだけの精神力を持ち合わせた今、現われた。
ドラマや映画さながらドラマチック!
すぎるぜ、わたしの人生よ。
異空間で生きてるような気分。
よくこんなことありえるね、わたし!
わたしは見失ってない。
本当にほしいもの。
素直でいる自分も。
わたしは号泣して、そのあと大笑いもしておく。
笑うしかないくらいあり得ない話だから。
大好きなおじいちゃんやおばあちゃんが死んでも号泣しなかった。
大好きだけど、死ぬことは普通のことだからね。
わたしにもいつかやって来る。
わたしは自分が抱いていたわたしが間違ってほしがっていたものを、
すべて手放した。
残ったものはシンプルだった。
それでも家はごちゃごちゃだった。
「40秒で支度しな!」
有名な台詞。
そんな時間で支度完了なんて憧れの人生。
もう二度と戻れない。
あとはすべて捨てていく。
ギリギリ生活できるだけの持ち物を残して、
他とは色んな形で離れることになる。
潤沢でもごたごただった部屋。
なにもなくてもシンプルな部屋。
選びがたい。
けれど、ギリギリのものだけしか持つことを許されなければ、
ギリギリのものだけしか持てない。
その人の人生にとってはその人のためにそうなったはずだけど、
それに影響を受けるわたしの人生にとっては、
わたしのためにこうなった。
カタストロフィ。
そういう響きが似合うけれど、
わたしはそれを受け入れる。
まるでカタストロフィじゃないみたいに。
新しい人生が始まる。
こんなことは、誰にでも起こることではない。
わたしはそう思う。
自分のことだから大げさに思うのかな。
そういうことでもいい。
わたしは自分で手放せるものは手放して、
手放せない分は手放せるように運命が導いてくれた。
ぎゅっと握りしめている指を風が緩やかにほどくように。
色んな出来事にいいも悪いもない。
本当はいつかはこんなような日が来ることは分かっていた。
けれど、こんなやり方だとは思わなかった。
想像力はたくましいほうだけど、全然思いつかなかった。
望んでいないことだったからだろう。
それでもこれがパーフェクトなやり方なんだろう。
どうしたってこれがパーフェクトなんだろう。
わたしに残されたのは従う道のみ。
たった今は、道がひとつだけなんだ。
こんなに手取り足取りわたしのためにありがとう。
わたしには絶望感すらない。
狂ってもいない。
わたしは自由だ!

0