夏の感じがしてきてわたしのこころがときめいいることに気づく。
最近もう、どの季節の素晴らしさも分かるようになった気でいた。
春ははじまりのやさしい季節で。
秋は過ごしやすく街の木々が色づいて美しい。
冬は寒いけど色んな行事があって楽しくもあり、
寒いときに暖かい部屋にいる幸せも感じる。
逆に夏はちょっと暑いかもと思うようになってきていた。
だけどこの匂い。このムンとするような独特の。
この感覚。どうしようもなく胸がときめく。
ああ、わたしやっぱり夏が一番好きなんだなと思う。
頭であれこれ理由を考えて好きというんじゃなくて、
自然に身体でどうしようもなく感じるから間違いないんだろう。
この感覚を得るまではすっかり忘れているけれど、
この感覚が身体に戻るとき、
わたしのこころと身体には自然と力がみなぎってくる。
熱いような、燃えるような、強さ。
他のどんな季節よりも体力が消耗せず、元気でいられる。
夏ばてをする人とはきっと真逆なのかもしれない。
この力をわたしは決して無駄にせず、大切に使いたい。
今日は、リビングの棚の片づけを少し進めた。

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