優先順位の問題に直面している。
お片づけだけの問題でもないけれど、
冷静に、理性的に考えてみても、こっちが先だというものがある。
内的最適化。
考えてみればかなり広義に解釈できる言葉だと思う。
当初は目に見えて変化が分かるような類ではない整理、
ファイリングとかのようなものに対して使っていたが、
人生全体にもでき得るなと思うと突然壮大な意味合いを帯びてくる。
外的最適化にある程度目処がついてくると、
内的最適化の問題が持ち上がってくるのは分かっていた。
今、ここに来て、お片づけのことだけではないけれど、
本当に自分自身を最適化しなければと強く感じるようになった。
変な表現だけど、
なんとなく、自分が「バラけている」、
そんな感じがしている。
たとえばたくさんのメモにたとえたら。
いいこと、素晴らしいことを思いついたとき、
忘れるのが分かっているからメモをする。
書き留めたメモはひとつの箱にどんどん入れていく。
けれどそれらはまったく整理されていないので、
溜まるばかりでどうにもなることはなく、そこに存在するだけ。
ときめくような情報はもういっぱいに詰まっているのに、
書き留めて箱にしまうことでもはやそれらは失われないと安心して満足している。
相変わらず増え続けるメモは、
以前の感覚や情報の上書きになっていたとしても気づかず、
昔のデータは底のほうに押しつぶされたまま。
有効的に統合されず、そして、さらには有効的に利用されることもない。
これではどんな素晴らしいメモもその意味を失ってしまう。
わたしの頭の中は、まさにこんな感じだ。
ごちゃ混ぜになったものを統合しなかったら、
どんなに素晴らしいことを知っていたって有効に活用することはできない。
最近それを痛感している。
たった今のことを考え、たった今を大切に生きるのはとても重要なこと。
けれど、それだけでは不十分だ。
大きなスパンで物事を考えることも重要なこと。
そんなことはずっと前から分かっていたけれど、
実際に実行には移していなかったことも知っている。
それは遠い世界のことみたいに、わたしのやり方と違うと考えていたし、
違うんだと思おうとしていたのかもしれない。
部屋があって、どこになにをしまうか、どう分類するか、
それと同じように頭の中を、自分の人生を、整理する必要がある。
過去のことだけではなく、未来のことも。
わたしは今ごろになってやっと、それに真正面から向き合おうとしている。

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