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2010/10/31

信じたっていいじゃない  まんが雑文
 ちょっと前の、まんがタイムきらら感想中で、『≒‐ニア・イコール‐』(作:むらたたいち)がきらら連載作品の中で一番「先の展開が気になる作品」だと書きましたよね?
 で、その時同時に「最初の方の話を読んだ記憶が無い」とも言いましたさ。

 そこまで言ったら先日発売された単行本第一巻を買わないわけがないのさ。
 そんなわけで本日は何かしら感想を。


 さて、最初の方を読んでいなかったため「何故、翔と椿姫はお互いをパラレルワールドの自分であると認識できているのか分からない」のが気になっていたのですが。
 初回を読んでみると答えは簡単。椿姫は最初からパラレルワールドに行こうとして鏡をくぐって来たのですね。完全に「偶然鏡の向こうからやってきた」と決めてかかってました(苦笑)。

 まあ、思春期の頃には平行世界とか幽体離脱とか「オカルトっぽい現実逃避」に一度は憧れますよね。あっさり成功するのはレアケースだと思いますが。


 以前「普通のストーリーマンガで読みたかった」と書きましたが、こうやって単行本でまとまったモノを通して読むと、やっぱり4コマだから良いんだなあと、考えを改めてしまいましたよ。というのも、本作は「ストーリー萌え4コマ」として秀逸な作品なのではないかと感じまして。

 所謂「ストーリー4コマ」で括られる作品群の中には「ただストーリーマンガを4コマ構成でやってるだけでオチがない」と揶揄されがちです。また「萌え4コマ」と呼ばれるジャンルも「萌えさえあればオチがなくても許される」と揶揄されがちです。
 まあ、実際その通りではあるのですが(笑)、では本当にストーリーや萌えを4コマに当てはめただけでそれらのジャンルが作れるかといえばそうではなく、1ページ8コマ構成のなかに、独特のリズム感がないと流石に読んでいて辛く、人気作にはなりえません。ストーリーマンガでそれなりに人気のあった作家が4コマ誌に乗り込んできて、鳴り物入りでストーリー4コマに挑戦したものの結局短命に終わる……なんて事態も珍しいことではありません。

 本作は、やはり「オチ」という面では弱さを感じるものの「リズム感」はしっかりとあり、読んでいて引きこまれるモノが確かにある様に思います。普通のストーリーマンガにしてしまうと、それが失われ、魅力が半減してしまうのではないかと考えなおした次第。

 あと単純に、普通のストーリーマンガだと1ページ5コマぐらいだからストーリー4コマの1ページ8コマ構成よりも、1ページ内での物語や会話の密度が落ちる(笑)。



 さて、二巻目以降の展開も楽しみなわけですが、そこで気になるのは単行本の売上。

「一巻目の売上が悪いと二巻以降が出ない」ってのは芳文社の4コマにありがちなことですが、きらら系はそれに加えて「一巻目の売上が悪いと、まだ話が続きそうなのに二巻目で打ち切り」も考慮に入れないといけない。名指しはしないが、きらら連載作品の中に一巻目で物凄く期待したのに中途半端に終わってガッカリした作品がいくつかありまして。それらみたいに消化不良感の残るエンディングにならないことを切に祈ります。なのでそこでこれ読んでるお前、お前も今すぐ単行本買ってこい。


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