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2006/4/19

横山マリンエクスプレス殺人事件  まんが雑文
 今日、立ち寄ったコンビニで、「金田一少年の事件簿」のさとうふみや氏が描く少年探偵らしき人物の表紙が目に止まる。
 マガジンSPECIALの今月号だ。

 「新しい探偵漫画の新連載かしら」とか思いつつよく見てみると、少年探偵の後ろに見覚えのあるロボットの姿が。

 ここでようやく気付く。
 そう、この漫画は探偵推理漫画ではなく、空想科学漫画。少年探偵の名は金田正太郎。ロボットの名は…鉄人28号!

 読み切りシリーズ「鉄人奪還作戦」が掲載されているのでした。



 読んでみて驚いたのは、本作は外伝の類ではなく、少なくとも現時点では、真正面から原作版鉄人28号の現代風リメイクをやっていると言う事。
 何故「少なくとも現時点では」と注釈を入れたのかと言いますと、本作の新要素として警察の特殊チームみたいなのが出てくるんですが、そのメンバーに「伊賀の影丸」がいたりする。つまり今後、こういったキャラが増えていって、やがてはOVA版ジャイアントロボの様な「横山キャラ総出演漫画」に発展していく可能性があるのです。何故「熱烈な横山光輝ファン」と称するクリエイターは「横山光輝版マリンエクスプレス」をやりたがるのか(笑)。

 まあ、それはともかく原作の初期をリメイクすると言う試みは初めて…と断言するには私には知識無さ過ぎますが、少なくとも珍しい事ではないでしょうか。
 有名な話ではありますが、スタート当初の「鉄人28号」は「少年探偵金田正太郎が父のかたみ鉄人28号を操って事件を解決していく漫画」ではなく「少年探偵金田正太郎が悪のロボット鉄人28号をめぐる事件を解決していく漫画」でした。
 特に「父のかたみ」と言う設定は最初のテレビアニメ版を創るにあたって用意された後付けの設定です。これは、原作だと正太郎は殆どなし崩しに鉄人の所有者になってしまうので、鉄人の所有権に根拠を持たせるのに便利な設定だったわけですが、個人的には、この設定の有無が原作とそれ以外での「正太郎と鉄人の関係」に微妙な差を与えたみたいだなあと思います。
 80年版アニメとかを観て育つと、原作版正太郎の鉄人に対する愛着の無さにはちょっとビックリする(笑)。

 まあ、「鉄人を操って活躍する漫画」がメジャーになったのですから「悪い鉄人をやっつける漫画」の方をリメイクすることにニーズがあるのかと言う話もありますが。今回は「探偵漫画」のさとうふみや氏が描くからこその切り口かも知れませんね。

 さて、本作は「現時点では」先述の新要素を盛り込みつつも、わりかし原作の展開をなぞりつつ物語を進めている模様。(原作読んでから結構経ってるのでちょっと記憶に自信無し)
 今後、やはり原作通り正太郎は鉄人の操縦者になるのか、原作当初の構想通り鉄人を溶鉱炉で溶かすのか、はたまた正太郎を置いてけぼりにして歴代横山キャラの奇人変人合戦が始まるのか(笑)。暖かく見守っていきたいところですが、読み切りシリーズなので次の話が載る頃には存在を忘れているかも(苦笑)。

 ところで、数年前の深夜アニメ版は、ラストの方で鉄人を溶鉱炉で溶かすことに妙なこだわり方をしたのがちょっと納得しかねました。まあ、暴走するスタッフを止めるには溶鉱炉で溶かすしかないので仕方の無いところですが。
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