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2008/1/5

概ね真相は闇の中  まんが雑文
 ”コンビニ売りの廉価版コミック”って、もうちょっとスマートに説明できるカタカナ6文字ぐらいの単語にならないものですかね。最近はコンビニで売られているとも限らないので単に”廉価版コミック”と呼ばれることも多いようですが。

 本日はそんな話題、書店で見かけてジャケ買いしてみた『追跡!封印作品』なる廉コミについて。
 発行されたのは去年なので「今更…」と思う方もおられましょうが。

 内容は、まあ最近廉コミ界で台頭している実話系(芸能界の裏側とか裏社会とかのアレ)の路線で、漫画や特撮などのいわゆる”封印作品”について紹介する内容。

 ”廉コミ”、”封印作品”、”実話系”ときたら、もう賢明な皆さんは「それって『封印作品の謎』や『放送禁止映像大全』をナナメ読みしてテキトーにコミカライズしたチープな漫画じゃないの?」とお考えでしょうが、私がそんなつまんないマンガを買ってくると思いますか?

 ……買ってきますとも!(笑)

 はい、訴えられたら負けそうなぐらいそんなマンガです。でも参考文献として挙げられているから問題はないのかしら。

 流石に先人に遠慮してか、それらの参考文献が独自取材で調べてきたようなネタは書いておらず、我々がちょっと検索したら普通にわかりそうな話…例えばセブン12話は被爆団体の抗議で云々みたいなことしか書いてありません。

 そのため、本作通じての主人公”女子大生の安西奈々子”と”奈々子の叔父でフリージャーナリストの安西吾郎”は、ちょっと調べたらわかるようなことを必死に追跡するという微妙なストーリーが展開されます(笑)。

 全7話の作品をそれぞれ違う作者が描いているのですが、吾郎と奈々子のキャラクターについてどの程度打ち合わせたのかが気になる。
 吾郎は「ちょっとオタクっぽい中年」で統一されている(摩周子氏の作品だけヤクザみたいな顔になってるが)のだが、奈々子は毎回顔が違うよ。
 キャラクター的にも、「ある回ではウルトラセブンの存在自体を知らなかった奈々子が、その一方でウルトラマンコスモス(杉浦太陽)のファンだったりする」とか若干ブレが。(そういうこともあるかも知れんがな)

 奈々子さんはさらに『オバケのQ太郎』や『ジャングル黒べえ』も知らなかったりして、いわば読者視点キャラなわけですが、妙なリアリティを感じたのは、この人は「キチ○イ」という単語も知らない。
 ああ、そうだなあ、私も10代後半から20代になって知った放送禁止用語がいろいろあったっけなぁ。もう、「キチ○イ」も知らない人は知らない単語なのか。
 こないだやってた深夜アニメで目の不自由な主人公のことを誰も「め○ら」と言わないことにイマドキの若者は違和感を感じないのだろうなあ(笑)。

 この本には誤記も多いです。『新オバQ』が藤子不二雄がコンビ解消した1987年以降に描かれた作品ということになっていたりとか。
 誤記とまではいかなくても、コラムコーナーで『School Days』と『こどものじかん』が完全に放送中止になったように書いてあるのも気になる。
 特に『スクイズ』は「放送してみたら本当にシャレになってませんでした」というオチも含めて面白い出来事だったと思うんだが。


 そういえば、昨年はアニメの自粛や放送中止の多い一年でした。
 そのことについて「何かというとアニメを目の敵にして!」と憤慨されている方も多いと思いますが、例えばスクイズ自粛のキッカケとされる事件と同じタイミングで少年犯罪を扱った実写ドラマも放映予定だったとしたら、それも自粛されたのではないかと思われます。「何かあったら自粛」は慣例として我慢しなくてはならない面もあるかも知れません。

 ……と、思っていたのだが、昨年末に「オーシャンズ11に誘発された少年犯罪(窃盗)」が発生したのに相変わらずオーシャンズシリーズはレンタル屋の店頭に並び、最新作も絶賛発売中だったりするあたりを見ると「あれれ?やっぱり潰されるのってアニメとかスプラッタとかだけ?」と考えなおしたりもするのだった(笑)。

 あんなにハッキリ「オーシャンズがかっこよかったから」と言い切ってるのになあ、自粛されないもんなんだなぁ…。窃盗はOKなのかなぁ……
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