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2019/6/30

美しい? 疑わしい? 羨ましい? ねえ、どれ?  映画
 金曜日は諸般の事情で休みだったので、観に行く都合がつかなさそうだった映画を観てきました。

『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 』

 青ブタ、テレビシリーズ面白かったんよね。

 最終回はイマイチだったような気がしたが、それもそのはずで、このアニメは恐らく最初から映画を終着点として制作されていて、原作の一番最終回にふさわしいエピソードはこの映画だったんだろうなと。(原作未読。あとまだ継続しているのでこの映画が完結編ではない筈)

 ラノベ原作アニメの映画化作品は普段観に行かない方なので、直近で見た同系統の映画『ノゲノラゼロ』のことを思い出し、あの時は当たり前だが客層若いもんだらけでおっさん居場所に困ったなあと思いながら観てきました。

 では、下記に感想を。




 この作品の世界観は、劇中で起こる様々な現象が「思春期症候群」なるフンワカしたワードで集約されていて、更に量子力学がどうしたのSF設定が入り込んでくるので、まあ大概色んな不思議現象が起こります。存在が認識されなくなるとか、時間ループするとか、大人になった自分が存在するとか……なんかハルヒっぽいね。まあそういうのが思春期の心の不安定と相対性理論的なアレがナニして起こるんだよ。

 そんな不可思議な世界観なのに登場人物みんな理解が早いな(笑)。

 あの人は未来から来たとか、夢を見たけどこれは実際にあった出来事なんだとか、同じ人間二人いるとか、そういうトンデモシチュエーションをさくさく飲み込む登場人物達。

 そう、テレビシリーズの劇場版というとテレビより上映時間に余裕があるからゆったりした時間が流れるものだと思っているのだが、これはテレビと同等かそれ以上に話がさくさく進む。上映時間90分ぐらいなんだけどホントは2時間ぐらい欲しかったんじゃなかろうか。よく言えばテンポが良い。

 これで鑑賞途中でちょっと引っ掛かったのは事前に聞いてた本作の評判で、とにかく泣ける、涙腺ゆるむと聞いていたのですよ。で、私はなんかしんみりした寂しさの残る話だろうと予想していたんですが、このテンポ感はそういう泣かせ方にならんよなあ……と、思っていたところ……

 ……なんか話は主人公の咲太が未来で車に轢かれて死ぬから大人の翔子さん(本作のヒロインの一人。同姓同名の子供版と大人版が出てくるのがテレビで残された謎だった)が現れるんだ(咲太くんが死なないと未来で翔子さんが死ぬんだ)という話になり、それを知らされた咲太くんは翔子さんと麻衣さん(本作のメインヒロイン)とどっちを選ぶのか(=死ぬのか生きるのか)って話になり、咲太くんは死ぬ方を選ぼうとするんだけど代わりに麻衣さん轢かれたー!

 ……ああ、これそっちか。生きるとか死ぬとか命のやりとりで泣かせる系のベタな展開だったか。バケツ三杯泣かせたる奴か。ペッピーノ一座か。

 と、ちょっと茶化してみたけど、まあその方向はその方向で映画的に盛り上がって悪くない。大変楽しめました。私はこの歳にして涙腺緩んでないので泣きはしなかったが、命が関わってくるとある種の緊張感があるよね。

 テレビシリーズのヒロイン達にもそれぞれ出番や役割があり、咲太の初恋についての決着もつき、麻衣さんとの絆も強くなり、テレビシリーズの総決算に相応しいエピソードでした。

 ……でしたが、これ普通にテレビでやってよかったんじゃ。作画も元々が良いから気にならないけどテレビと同等レベルで作品のテンポ感と同様あんまり映画観たって感慨はないよ、とも思ったりしましたとさ。

 では本日はそんな感じで。流石咲太くん、ブタ野郎だね。
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