Twitter:@arisamag2

2018/5/13

でもあいつら実際にはずーっとパントマイムみたいなことやってたんだぜ  映画
 先週土曜日に『レディ・プレイヤー1』を観たのですよ。


Q:なぜ一週間も感想を放置したのか?

A:平たく言うと先週の土日は感想思いつかないぐらい眠かったんです……


 そんな感じで、一週間置いての感想となりますが。まあ結局大したこと書かないんですよ。ほら、ここで映画感想書くときディズニー作品だと毎回言ってんじゃないですか。「ああ、面白かったで終わる奴の感想書きづらい」って。本作もそういう奴です。

 そう書くと「え? この映画オタクネタ満載で引用された作品について語りどころあるだろ?」っておっしゃるかも知れませんが。大きく出てきたアイアンジャイアントやらガンダムについては既に世間様で語りつくされて済み。だからといって画面の小さいところに一瞬出てきたロボコップとかについて何か言ったからどうだというのか(笑)。

 まあそれはそれとして、入場前の管内放送のアナウンスがタイトルのイントネーションに悩み気味で「レディなの? レディーなの? プレイヤーと1の間は区切るの?区切らないの?」って感じで面白かったです。既に公開後結構経ってんのにな。その日限りのバイトだったんかな。


 では下記に感想を。



 前にも書いたか、作中で他作品の引用っちゅうかパロディちゅうかオマージュ満載の作品を観るたびに思い出すのは、細野不二彦作『あどりぶシネ倶楽部』の一エピソード。

 大学の漫研(アニメ研だったかな?今手元に単行本ないのでうろ覚え)にSF映画の美術協力を依頼したシネ研、ミニチュアを担当する今でいうキモオタとそのミニチュアを撮影する背景美術を担当する今でいうイキリオタク(?)に分かれて作業するのですが、背景美術の方が背景画の宇宙にウルトラマンとか書き込んで「お遊びや!オマージュや! スピルバーグとかもやっとんで!」と言い放つのですが、シネ倶楽部が作りたいのは硬派なハードSFでダメ出しされる。背景担当は腐るわけですがミニチュア担当がそれ見て言い放つわけです。「スピルバーグやルーカスはお互いの友情の証として作品を引用した遊びを入れる。君のそれには意味があるのかい?」と。

 このエピソードがどうやらガツンと頭に響いたらしく、パロディ多めのアニメや映画を観るたびにこの言葉が反芻するわけですが。(本作は偶然にもスピルバーグ作品ですね)

 例えば、昨年のごく一部の層での大ヒット作『ヘボット!』……あれ私全然ノレなかったんですよ。本当に脈略も意味もなく、スタッフのアニメや特撮や映画に関する知識が開陳されているようにしか見えなくて。
 ああいうオマージュやパロディに対して「愛がある」って評する人いるんですけど、私はああいうのに愛とか感じないんですよね。それが仮面ライダーやウルトラマンがシリーズ内でやることであっても。そういうのは愛とか無くても知識とマーケティング(このタイミングでやれば受ける)があれば出来ると思ってるから。

 例えば本作のガンダム登場シーン、とある高名な映画評論家(当ブログでも感想を書いたことがある超話題作の脚本を手掛けたことでも知られる)が「あそこでの台詞は『俺はガンダムで行く』じゃなくて『アムロ行きまーす』じゃないと」と仰ってたそうですが、私的にはそこでその台詞選びは最悪。そんなことしたらダイトウは「背中のボタン押したらアムロいきまーすと口走るお人形」でしかなくなってしまう。あくまで彼の意志でガンダムを選ぶから彼は生きたキャラクター足りえるのだ。

 まあ話の流れとしては、あの後ガンダムからピコーンピコーンと音がなって「制限時間が」とか言い出すので「ウルトラマンは選べない大人の事情」を察することになるんですが(笑)。

 まあそんな感じで、本作の過去作品ネタは世界観(VR世界)上の必然があってやってるわけですから、先ほどのセリフ引用みたいな過剰なことをしない限り(しない)は気にならないわけですが、それでもこういう引用、パロディ、オマージュの類には私は醒めてんなぁというのが本音としてあり、その辺について心が揺さぶられることはほとんどなかった。

 だが、本作は過去作引用要素を差し引けばスカスカになるようなものではなく、ハッピーエンドに娯楽作品としてよく出来ており、故に私の感想は「ああ、面白かった」で終わってしまうわけですよ。


 では本日はそんなところで。
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