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2017/4/24

誤記の多さは気になる  おもちゃ
 発売前に話題に出したのに発売したら話題にしなかった『タカラSFランドエヴォリューション』について何か語ろう。

 だが、何か語ろうにもこれは資料っちゅうより知識の本だから迂闊に何か語るとこの本の価値を下げてしまう(苦笑)。

 世間ではカタログ的にラインナップが網羅されていないことから不満の声が大きいようですが、個人的にはそこは最初から期待していなかったのでそんなに。(マジメにやってたら作品一つで本一冊出来るぐらいあるしな)

 それよりも幻企画ですよ幻。

 一見バラバラに見えた本書で「タカラSFランド」と再定義された作品群が、これらの没企画によって確かに繋がっていく、なんつうか史観の本だよね、これ。

 ただ、タカラトミー側の監修が高谷元基氏であるためか、彼がタカラに入社する以前については手薄に感じるところも。

 例えば、本書にはテレビアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』の関連商品だった『Zマン55シリーズ』が掲載されていない。
 この本が掲げる「史観」に沿うなら「Zマンにはミクロマンや変身サイボーグと関連付けるミッシングリンクが存在せず、ゆえにこの商品はあくまでキャプテンハーロックの為に開発された商品であり、SFランドに属さない」ということになるんだろうけれど、それが本当にそうなのか、単にそういう資料や証言が出てこなかっただけなのか、そもそも調べてすらいないのか判断しかねる。

 まあ恐らくZマンとミクロマンの間に関連性はあったのだろうと思う……というか、厳密にいえば企業規模や人材面から考えて1970年代後半ぐらいまでのタカラ男児玩具はジャンル問わず全部密接に関係してたんじゃないかと思うんだが。

 ところで、本書に掲載されていない「幻の企画」で、二つほど昔から気になっているものがある。

 一つは、ミクロマンコマンド3号に付属したムック『マガジンゼロゼロ』に掲載された漫画に登場するキャラクター。
 タイトルは失念してしまった(どうせ検索したらわかると思う)のだが、レーシングカーをモチーフにした三体のコミカルなロボットがレースに出場する、どことなく成井紀郎っぽい感じのギャグマンガだった。

 これ、多分評判が良ければユニーカー軍団みたいな感じで商品化したんだろうと思うのね。

 もう一つは3Dジャーナル(タカラがプラモの販促で出版していたPR誌)の最終号だったかその一つ手前だったかに載っていた、ミクロマンの1985年度展開。

 それまでのミクロチェンジ路線からパワードスーツやビークルを中心とした路線に回帰するとの言及があった。結局トランスフォーマーの国内導入とともにこの企画も潰えたようなのだが、試作とかスケッチとかが残っているのか、もしかして言ってみただけだったのか。長年気になっている。

 そういったことも載っていたらうれしかったのになぁと思いました。

 あと、1980年代って海外輸出前提の没玩具ってやたら多いね。十数年前に徳間書店が出したバンダイ関連の本でも色々載っていたし、更に大昔のアートミックの本にもバイクロボばっかり出てくるシリーズってのがあったな。あの時代はTFやゴーボッツのヒットもあったし玩具業界が欧米に目を向けていたのでしょうね。
 これがここ数年になると中国とか新興国向けの企画になるのかねぇ。

 
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