Twitter:@arisamag2

2006/2/28

銀色の力  雑記作文
 正直、普段アニメや特撮を観ていても、あまり脚本に注目しない。
 子供の頃、兄の持っていたアニメ関連のムックで「決定稿のこのシーンは完成作品でカットされた」「この台詞はアフレコ台本で変更された」の類のキャプションをやたら見た記憶がありそのせいか、「この手の番組のシナリオは現場でやたら手が入るらしい」と、言う先入観がある。
 例えばストーリーの矛盾があってもそれが脚本のせいなんだか現場処理の結果なんだか私には良く判らないのだ。

 そんな脚本音痴気味な私にもインタビュー等で「この脚本家はものすごく偉大らしい」と思った作家は何人かいる。
 その中でも特に「なんだかこの人は凄いぞ」と印象づけられたのが、佐々木守氏である。

 彼の指先一本で、石橋正次や浜田光夫がやってきて、子供向け怪獣番組に主演してくれたりするらしい。
 石橋氏はその「アイアンキング」に出演する条件として「佐々木さんが全部脚本を書いてくれるなら」と言ったという。
 「ハイジ」「おくさまは18歳」には驚かないが、その上「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」まで手がけていたとはどんな天才なのか。

 そんな後世に残るであろう名作を作られた佐々木氏は双葉社の「シルバー仮面 アイアンキング レッドバロン大全 宣弘社ヒーローの世界」のインタビューの最後にファンへのメッセージとして、こんな言葉を残している。一部省略しつつ以下に引用。

 「実は、僕はテレビ番組というのは本放送1回で消えるほうがいいと思ってるんです。 (中略) 突拍子もない時代、時間に流されても困惑してしまってね(苦笑)。反面、いまだに自分の書いた番組を観賞してくれて、愛してくれるということは非常に嬉しいことです。どうぞこれからも愛して下さい、と言いたいです。しかし佐々木守本人は後世にまで遺す作品として書いていたわけではないので、そのあたりもご理解下さい、といったところで」

 …先生、すみませんけれども、我々、理解しませんから。後世にまで遺しますから。
 もう、今後生まれてくる子供や子孫に布教する勢いで。
 困惑しつつ見守っていて下さいませ。
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