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2015/1/1

ルシファーの武器(←それはギガマックス)  映画
 今年最初の映画、『ベイマックス』を観てきました。
 観終わってシネコンを出たら街が雪に覆われていてビビった。

 さて、この映画、CMや予告編ではほのぼの感動映画として宣伝されたのですが、実は本当のタイトルは『ビ(←はいはいはいはい。わかったわかったよかったでちゅね)

 兄さんの形見のずんぐりむっくりしたロボット……ああ、レッドバロンを思い出すなあ……と無駄口をたたきつつ感想へ。





 ……これ、感動映画でもアメコミ映画でもないよね。

 日本でこれに近いのって劇場版のドラえもんとか、鉄腕アトム(原作)初期の出来の良い方とかじゃないかな。要は空想科学マンガ映画ですよ。アニメじゃなくマンガ。

 お客さんの反応も感動して泣くとかアクションに燃えるでもなくベイマックスがやらかす一連のギャグが一番良かったりしましたよ。

 実際問題、この映画はアメリカ人にとってはヒーロー映画なのだろうけれど、では我々日本人にとってヒーロー物だったのかというと、我々の価値観の中に「パワードスーツ代わりに怪獣の着ぐるみを着るヒーロー」や「ボール状の薬物を投げるヒーロー」 なんてまずいないわけで、日本の観客の目にビッグヒーロー6の姿は、丁度今年のドラえもん映画に登場するのび太達のような「ステレオタイプのヒーロー風味なコスプレした人達」にしか見えないのかも知れない。
 そこを踏まえると、よく話題になる「アメリカと違うハートフル路線での宣伝」って間違っていないのではないかと。

 逆に言えば、恐らく我々日本人はこういう映画を純然たる「ヒーロー物」の括りでは作れない。先述のドラえもん映画の様に「一種のパロディ」として扱うことしか出来ないだろう。

 ベイマックスのデザインを担当された日本人の方が「日本ではベイマックスの様なデザインは出来ない。どうしても、もっとカッコよく出来ないかという意見が出てきてしまう」みたいなことを仰っていたようだが、それも「ロボットアニメ(ロボットヒーロー物)のロボット」を想定してのことだろう。カンタムロボやロボとーちゃんだと思えばいくらでも「決してカッコ良くない、親しみやすい戦闘ロボット」のデザインは出てくるのだ。

 でもキッズ向けロボットアニメが今不振なのってまさにそういう「ロボットアニメはこういう物だ」というのに作ってる側が縛られてるからだと常日頃思ってるんですけどね。

 デザインひとつとってみても、トランスフォーマーの新アニメが上陸するたびにそのデザインについて「こんなカートゥーンみたいなデザインじゃ子供に受けないんじゃないか」という意見が出るぐらい、我々は所謂ガンダムみたいなデザインラインこそが「カッコいいロボットのデザイン」だと思い込んでいるわけですが、「実はこのデザインって寧ろカッコ悪いんじゃないか」ぐらいに疑って掛かった方が良いんじゃなかろうか。




 ところで話は変わるが、最後のスタン・リーに「え?これってどういうオチ?」と観客全員困惑していたわけだが(笑)。

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