Twitter:@arisamag2

2014/11/23

改造しなくても指動くんだ  アニメ
 録画しておいた『ガンダムビルドファイターズトライ』の第七話『素組みのシモン』を視聴。

 この話、なんだか一部ですごぶる評判悪くて、ガクブルしながら観たのですが、別に悪い話じゃなかった。

 この話のテーマは「戦う覚悟」。
 どうしても負けられない事情を持った相手を前にして、それでもなお勝ち抜ける覚悟はあるのか、敗者の屍を乗り越えていけるのか。そういう話だろう。そして乗り越えた先には希望を持てる幕引きが待っていた。そういう話としては寧ろ良く出来ている。

 批判している人が引っかかっているのは、サブタイトルの『素組みのシモン』に反して、作画演出上素組みと改造とスクラッチの差が分からない、素組みを否定しているかのような論調で「ガンプラは自由だ」という本作全体の主旨に反している、「素組みだからこそ強い」というところを見せるべきではないのか……と、言ったところのようだ。


 だがそもそも、この話における素組みとは、「病弱な弟の為に彼の作ったガンプラで勝負を挑むゲストキャラ」のキャラ付けを強調する為の道具以上の意味はない。そりゃ病気の弟が作るんだから凝った改造はしてないだろうという程度のことだ。

 これが仮に「病弱ながら類稀なる才能を持ったモデラーである弟の存在を知らしめる為に戦いを挑むゲストキャラ」であってもこの物語には全く支障はない。ラルさんの解説と最後の弟の台詞が変わるだけだ。

 ついでに言えば、シモンが駆るガンプラがディスティニーガンダムであることにも意味はないし、ビルドバーニングがビルドバーニングである意味もない。「セカイが初めて自分で作ったガンプラで闘う話」だったとしても、寧ろ弟を前に「俺のガンプラ」を自慢するセカイの姿に説得力が出ると言うものだろう。

 負けられない闘いを挑む二人が殴り合えばそれで話は成立する。



 ……ああ、そうだよ。

 この話はテーマを描くことにウェイトを置き過ぎて、視聴者の最大の興味たるガンプラバトルはおざなりになってんだよ。

 作画の良さで誤魔化されてるけどつまりそういうことだよ。


 でもさ、それってビルドファイターズだけの問題じゃなくない?つい二年前のジャイロゼッターもそんなんだったし、テンカイナイトだってロボットバトルの扱いについてはそんなんじゃん。

 今「子供向けロボットアニメを作ろうぜ」となると、十中八九そんな人材が集まってそういう話が出来あがってしまう。

 それでTCGのアニメやゲームのアニメより人気が出ないって当たり前じゃないの?

 そんな根源的な問題だと思うのです。

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