Twitter:@arisamag2

2012/9/30

心の奥に 辿り着いたの  アニメ
 この9月に終了した番組のうち『機動戦士ガンダムAGE』と『クロスファイトビーダマン』については長文で感想を書こうかと思っていたのだが、AGEについてはファンケット行くときに留守録しておいた最終回をまだ鑑賞できてない。

 それに、より世間で語られていない方について語った方が有意義と思われるので本日はビーダマンの感想を長々ダラダラと。まああんまり大したこと書いてないけどな。




『クロスファイトビーダマン』には、所謂コロコロホビーアニメとしては珍しい側面があって、あまり言及されないことなのだが、本作には「原作漫画」が存在しない。

 コロコロとタイアップしているホビーアニメのほとんどは、まずホビーが発売され、それと同時か数カ月遅れてマンガ連載開始、マンガのストックが溜まってきた頃にアニメ放映開始となる。
 そうならない場合は、玩具発売とアニメ放映が同時期になるケースだ。

 だが、クロスファイトビーダマンは、『ペン問』とタイアップした初代が発売され、それがオリジナル展開に代わり、その数ヵ月後にアニメ化され……と、通常のコロコロホビーと同じ流れ(というか、スーパービーダマンそのまんまだ)を踏まえているのに、マンガ連載だけが抜けている。

 本作は、アニメ企画自体がタカラトミー(と、アニメ制作元のd-rights)独自によるもので、『コロコロイチバン!』にて連載中のマンガ版はあくまで「コミカライズ」に位置付けられているのだ。
 これについては、恐らくビジネス的な事情(権利関係が自由になるオリジナル企画が欲しかった)なのだろう。

 だがこのことは、どうやらコロコロ的には面白いことではないらしい。例えば、この夏に各玩具売り場に配布されたコロコロのキャンペーンポスターに描かれたキャラクター達の中に、カケルとドラシアンの姿は無かった。代わりに描かれていたのは、別コロに連載している外伝マンガの主人公と、その愛機(未商品化)である。

 この辺は爆丸がバトルブローラーズ放映中でも、コロコロでは『爆TECH』を推していたのにも似ている。ビーダマンも水面下では「外伝の方をアニメ化しろ」と働き掛けてるかも知れん。(その外伝、こないだちょっと読んだが……あの内容では……)

 さて、原作無しのアニメということで本作は、日本における「原作無しアニメ」の代表格たる「ロボットアニメ」に似通った構造になっていたかと思う。

 ビーダマンが喋るという設定は勿論、シリーズ中盤まではそれが周囲には内緒であった点や、数あるビーダマンの中でドラシアン達ドラゴンタイプを「特別な存在」と明確に位置付けている点等、観ていて「ロボアニメっぽいなぁ(勇者シリーズ的と言った方が通りがいいか)」と感じたところが多く見られた。

 それらを懐かしい思いで観てはいたのだが、同時に「予定調和感」を抱いていたのも事実。

 まるで「1年放映予定の販促ロボットアニメ」の様に、主人公と愛機との出会い、ルーキーとしての活躍、慢心と挫折、ラスボスの登場……と、各種イベントがルーチン通りに進んでいる感があった。

 最終回で、ドラシアンが次々モードを変えていった挙句、主人公ごと最終回限定モードになって光り出すのもそれっぽいよね(笑)。

 とは言え、「最後まで日常と分けるかと思われたクロスファイトの日常化」、「主人公の信奉者かと思われた少年がラスボス化」、「序盤の展開で日本国内の話かと思ってたら徐々に無国籍のパラレルワールドになってきました」、「心身共に完成されてきた時期での予選落ち」などと、意表を突く展開(一部「テコ入れ?」と思う部分もあり)は寧ろ数多く見られたのだが、それも例えば「マイトガインのラスボスが三次元でした」みたいなもので「ある種のルーチンを守っていれば何をやってもいい」という縛りの中での意外性に過ぎなかったように感じていた。

 まあ、ホビーアニメそのものにも、ある種のルーチン感はあるのだが、それらとはどこか異質な感じがあったのだ。その「異質感」を分析するには、私にはホビーアニメ経験値が足りない(笑)。(←平たく言うとあまり多くのホビーアニメを観てない)

 本作のもう一つの特徴として、これは私が本作をすごく気に入っている点なのだが、この作品は「お行儀の良い作品」だったかと思う。

 最後まで根っからの悪人は登場することなく(真のラスボスであり、世界を破滅させる為にリュウジを操っていたドラゴルドすら最終的には改心する)、主人公自身も変に尖がったところのない良い子、生涯のライバルは登場当初からただのツンデレ、中盤にブレイクボンバーが登場するまでは相手とガチで戦う様な競技も無く、どれだけ話が壮大になっても殺伐とした空気が流れる事は無かった。

 ライバルたちが主人公チームと友人になる度にエンディングが賑やかになっていくのもちょと優しい気持ちになる試みだ。(テロップのキャスト欄がものすごい人数になっていくのも微笑ましい)

 ただ、スタート当初の感想でも述べたと思うのだが、これは「大人が考える良心的な世界(PTA推薦的な)」であり、当の子供がどう感じていたかは気になるところだ。やっぱ子供が喜ぶのはPTAが顔しかめるような世界じゃないかね。そのビー玉で相手の心臓打ち抜くぐらいで良かったんじゃないかね。

 てゆうか、本作が良いと思う私の中に子供心がどれだけ残ってんだか怪しいもんだ(笑)。

 よくも悪くも「大人が思う理想の子供番組」それが私の持つ『クロスファイトビーダマン』のイメージでした。

 それは心地よくはあるが、「良心的でない子供番組」とは違う意味で、子供にオススメする気は無い(笑)。



 さて、本作は好調だったのか(それともこれも予定調和なのか)シリーズ化が決定し、来週からはちょっと行儀の悪そうな新主人公が登場する。この一年でスタッフが何が成功したと考え、何を改善しようとするのか、そんなところに注目してみたり。
1

2012/12/3  22:30

投稿者:arisama
○花月様

はじめまして……ではありませんね。
アニメイテッド最終回の記事でコメント頂いてます。

御依頼の件については、
そのアニメイテッド最終回時のレスと同様、

「私は点数で物を評価することが苦手」

と、言うことで。

2012/12/2  23:19

投稿者:花月(かづき)
はじめまして
ファンサイト「花は舞い 月は輝く」及び
ブログ「星屑の流星群」の管理人の花月(かづき)です。
実はとあるブログの評価企画へのお誘いに来ました。
9月終了アニメ評価企画という企画なんですが
よろしければどうでしょうか?
「クロスファイトビーダマン」も評価対象です。
下のURLにルールが書いてあり、
記事を書き終えた後にそこにトラックバックを送れば完了です。
もちろんコメントでの参加もありです
http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-6436.html

http://kaduki661.web.fc2.com/kagayaki.html

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