増強の話となると、質と量の問題がいつも考えなければならないことであるが、最近お目にかかるかたは「質」を訴える方が多いようだ会員の増強は必要だと思われている方はほぼ全員のかたと思います。「質」ということも、社会的に大きな問題となった「偽装」という一連の問題が大きくメディアに取り上げられ一層質の重要性を説かれている。
しかし、元々、良質の方が会員の資格ではなかったか、世の中、経済力の強弱だけで人間性を判断する風潮がロータリーの会員選考にもあったのではなかろうか。
ロータリー・クラブ会員としての責務の1つには、会員の推薦があります。そのためにも自らロータリーを語る最低限の知識は必要であり、また、それに関心を持って日常生活をしていなければなりません。その必要となるものは・・・以下のものと思いますが、これらを、計画的に新人研修や、クラブ研修会また協議会、フォーラム等を利用して、ロータリーをお互い理解する必要がある。
1.基本知識
自らの会社、事業所、また専門職として、お客さん、従業員、同業者に対してもあなたがロータリアンと宣言するなら当然簡潔に説明できるようになっていることが必要である。けっして、「社交会」「親睦会」「昼食会」や「お付き合い」という感覚でロータリーライフを考えることは間違っています。
2.ロータリーとは
人道的奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳規準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した実業人およぶ専門職業人が世界的に結びあった団体です。
3.ロータリーの奉仕理念(Ideal of Service)を理解する
ロータリーの奉仕理念とは他への思いやりの心、助け合いの心、他人のお役に立つ行いをしようとする心です。(寛容、慈愛、忍耐)
モットー:Service above Self / He profits most who serves best
4.ロータリーの目的(綱領)
ロータリーの目的は、それぞれの会員の企業活動の根本に奉仕理念をおいて、それを磨きあげることです。
・奉仕の機会を得るときは、交友関係を発展させること。
・社会に奉仕する機会を得るときは、企業と専門職が有する高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、そして、ロータリアン各自の職業を尊厳あるものにすること。
・ロータリアンの一人ひとりが、個人として、職業人として、地域社会の一員として、奉仕の理念を実践することである。
・奉仕の理念に結ばれた実業家と専門家の世界的な団体を通して、国際理解・親善・平和を促進すること。
5.四つのテスト(職業人としてのロータリアンの心構え)
・真実かどうか(Is it the truth?)
・みんなに公平か(Is it fair to all concerned?)
・行為と友情を深めるか(Will it build goodwill and better friendships?)
・みんなのためになるかどうか(Will it be beneficial to all concerned?)
6.例会出席やクラブ運営を学ぶ
7.ロータリーの歴史とクラブの歴史
8.ロータリーの活動
1)四大奉仕(クラブ奉仕/職業奉仕/社会奉仕/国際奉仕)
2)ロータリー財団・米山奨学会
3)広報
4)会員増強
5)親睦活動
9.ロータリーの行事
1)例会
2)地区大会・IM、国際大会、地区協議会、クラブ協議会、クラブフォーラム等
3)単純な親睦会

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