ロータリーの友2010年10月号にロータリーの職業奉仕月間にちなんで・・・永遠の課題「職業倫理」と題して(故)佐藤千尋氏の会社経営を通して、追憶をこめ2680地区深川純一氏(伊丹RC所属)が事例から倫理観を述べられております。
なかなか難しいものであるが、幸い、ロータリークラブにとっては2つのモットー、四つのテストなど倫理観を述べられていてものがあり、実践を各自に求められている。
1.初心忘るべからず
時代のや科学技術の進化、業種の変遷はあろうが、また、企業の大小、専門職、夫婦関係にも職業倫理のような「初心忘るべからず」というように本質的なものは日々反芻する必要がある。
2.社員こそ貴重な財産
社員各自が自分の役割を十分果たすことにより初めて企業は発展する。{他人なくして自分なし、自分なくして他人なし」ということを前提に、社員には良質な人を選び、社員の心に企業経営の役割を分担しているという意識を育てることが肝要である。「企業は人なり」を守るべきである。佐藤千尋さんは「会社は社員のものである」という信念のもと自分の保有する株式をすべて従業員持株会へ贈与されたなど実例を含めのべられている。
3.ロータリアンに選ばれた人
「実力、誠実、闘魂」
4.四つのテストの実践で信用を得る
「言行はこれに照らしてから」
真実かどうか
みんなに公平か
行為と友情を深めるか
みんなのためになるかどうか
簡潔さの中に深い意味を包含するこのテスト、他者に対するもので、この哲学を心に留めるだけでなくその実践に活かすのがロータリアンでしょう。言行のロータリー定款にはこの「四つのテスト」が会員の資格条件にもなっていることを忘れてはならない。
杉田博

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