ロータリーは創立105周年を迎えて

(RIニュースより転載)
去る2月23日、ロータリーは創立105周年を迎えました。この日、世界各地では、著名な建築物を「End Polio Now」のメッセージとともにライトアップしたり、記念サッカーボールを使ったイベントを実施する(南アフリカ、ケープタウン)など、思い思いの方法で、ロータリーが初めてクラブ例会を開いた日を祝いました。
1905年2月23日、ポール・ハリス、ガスターバス・ローア、ハイラム・ショーレー、シルベスター・シールが個人や仕事の経験を語り合おうと会合を開き、ハリスはそこで、クラブをつくる構想を話しました。このささやかな集まりから世界初の国際奉仕組織が誕生し、現在では200以上の地域に33,000を超えるクラブ、120万人以上の会員を擁するまでに発展しました。
国際ロータリーは、米国イリノイ州エバンストンのRI世界本部ビルの側面に「
End Polio Now」のメッセージを投射して記念日を祝い、同日夜には第6440地区と6450地区がシカゴ、ダウンタウンのリグリー・ビルディングに「End Polio Now」のロゴを映し出しました。シカゴ・ロータリー・クラブにとっては、クラブの創立105周年を祝う日ともなりました。
今週、このほかにライトアップされたのは、カフラのピラミッド(エジプト)、台北アリーナ(台湾)、ガリチアのサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)、ケープタウン、世界的に有名なテーブル山を背景にしたV&Aウォーターフロントのオールド・ポート・キャプテンズ・オフィス、ブエノスアイレスの方尖塔(アルゼンチン)、マラソン・メモリアル・バトルフィールドを前にしたマラソン湖ダム(ギリシャ)、カゼルタのロイヤル・パレス(イタリア)といった名所です。
2010年ワールド・カップ開催都市の一つであるケープタウンでは、「
Kick Polio Out of Africa」キャンペーンが行われ、デズモンド・ツツ名誉大主教のサイン入りサッカーボールを使ってキックオフのセレモニーが行われました。このボールはオークションにかけられ、最も高い値を付けた人に渡されます。さらにこのボールは、6月にカナダのモントリオールで開催されるRI国際大会へ向けて、ポリオ感染者のいる22カ国を回ることとなっています。
プエルトリコでは、2月23日の週を「ロータリーの週」として祝う法案が可決されました。
このほかにも、クラブは、「
世界理解と平和の日」と称されるロータリーの誕生日をさまざまな方法で祝いました。
ネパールのロータリー・クラブは、ビラトナガールで平和のためのラリーに参加しました。
米国ネブラスカ州のスコッツブラフ/ガーリング・ロータリー・クラブは、ロータリーの105周年と同時に、クラブ加盟90周年を祝い、地元の図書館を拡張するための募金活動を行いました。
毎週火曜日に例会を開くカントン・ロータリー・クラブ(米国ジョージア州)は、「105」とろうそくを立てた大きなケーキを囲んでお祝いしたほか、ポリオ・プラスに105ドルを寄付しました。
インド、カーナタカのトゥムクール・シティ・ロータリー・クラブは、耳や言葉の不自由な子供たちのための赤十字学校で生徒たちに無料で歯科検診を行いました。
米国ジョージア州のミリッジビル・ロータリー・クラブは、ロータリアン、家族、知人、退役軍人など地域の人々を招いて、郡庁舎にある平和のモニュメント近くで平和の日を祝いました。
グレート・ブリテンおよびアイルランドの国際ロータリーにある全21地区は、「Thanks for Life Week」と題して、ポリオ撲滅をめざす募金活動を行いました。

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