地区第1回クラブ指導者育成セミナー
11月28日(土)PM1-4,京都リサーチパークで「地区研修委員会」主催の標記セミナーがあり、出席してまいりました。今回の会議は次年度会長および役員、理事また研修リーダーが出席すべき会合でありましたが、皆さんのご都合がつかず、私(杉田)が出席してまいりました。なお、本地区委員会の委員として村島靖一郎会員がおられます。
■次年度地区協議会には「クラブ研修リーダー」は出席義務者となるようです。
当クラブは、すでに2007年度より、クラブ研修リーダーを設置しておりますが、その職務を具体的に紹介された今回のセミナーでした。
開会時、大日方PGのご逝去の報告があり一同黙祷し、ご冥福をお祈りした。
目的
クラブ会員の指導力(リーダーシップ)を開発することで、職業における日々の仕事を充実させ、将来のクラブ指導者を育成する。
1.基調講演(千玄室RI元理事)
ロータリーの創成期のポールハリスの理論から日本ロータリーはじまりの考え方、一人ひとりの職業から奉仕への基本的ロータリー理論を述べられた。
ロータリーはエクステンション(拡大での増強)からストロング(強化)の時代に移っているというお話でした。
2.ロータリーの基本理念と職業奉仕(福井正典PG)
2009年の国際協議会でのラジェンドラK. サブー元RI会長による「職業奉仕〜忘れ去られた部門〜」(下記を参照)を引用され、また、職業宣言(1989年規定審議会採択)を紹介された。・・・・本日参集のレベルからしてロータリアンとして大事な基本的理念であるが物足りない話であった。
http://www.rotary.org/RIdocuments/ja_pdf/ia09_speechbook_ja.pdf
3.クラブのビジョン(長期計画)の立案、目標設定と責任分担(神谷保男PG)
クラブ研修リーダー(Club Trainer)は2006年11月RI理事会において各クラブに任命することを推奨され、2650地区では本年度より地区に研修委員会を設置し、今回がその第1回目のセミナーであり、次年度には「クラブ研修リーダー」を設置してもらいたいというもので、その任務をご説明された。
▼参照資料
下記は、大和高田RCがクラブ研修リーダー設置時に参考にした資料です。
(2840地区におけるクラブ研修リーダー説明会資料です。)
1)任命と役割(今回の説明にも使われた資料)
http://www.rid2840.jp/matsukura/club/club_ninmei.pdf
2)クラブ研修リーダー説明会(第2840地区の2008-09年度の説明会の資料:追加)
http://www.rid2840.jp/matsukura/club/club_setsumeikai.pdf
質疑応答の時間に、会長とそのクラブ研修リーダーとの住み分け等の疑問がありました。本クラブ研修リーダーはCLP採択時に議論すべきことが、私にとっては後送りになっていたものと思う。
クラブの「活性化」と「人を育てる」意味や、クラブの長期ビジョンをもつことは大切なことと思う。
神谷保男PGは2010−11年度の地区の研修委員会長でもあり、必要性を強調された。
●先般、大和高田RCでは「会員満足度テスト」「クラブ活力テスト」で実施しましたがこれは長期ビジョン作りの基本資料となります。当クラブでは「長期ビジョン検討委員会」で長期計画は扱っていきたい。
■クラブの長期計画
2010-11年度向けの地区協議会(2010年5月8日)には研修リーダー分科会があり、その後各クラブは長期計画を立て、6月15日迄にガバナー事務所へ提出依頼がありました。
■「会員満足度テスト」「クラブ活力テスト」
敦賀RCで実施されたテストが各クラブへ近日中にEメールで配布される。
3.講評(平井義久PG 現地区研修委員会委員長)
クラブ研修リーダーの設置を要請された。
本件にかかわるご質問等は地区研修委員会の村島委員にお願いいたします。
▼感想:
研修リーダーの設置には文句はないのですが、その役割が重すぎる。長期ビジョンの策定などは、会長、エレクト、ノミニーなど当面クラブの指導的立場のものや元会長などを含め長期ビジョン計画を検討すべきことと思う。コンセンサスを求めることは重要視されているがリーダー一人では荷が重すぎる。
「長期ビジョン検討委員会」で意見を集約して、会員のコンセンサスを踏んで行かなければ、ただ描いた餅に終わってしまう恐れがある。
今回の「クラブ研修リーダー」の任命より、それを含む委員会の設置の要望のほうが受け入れやすかった。
以上
報告者:杉田 博

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