奈良県とは
奈良県(ならけん)は、日本の都道府県の一つで、本州中西部、紀伊半島内陸部、近畿地方の東部に位置する県。令制国の大和国の領域を占める。県庁所在地は奈良市。北部は大阪のベッドタウンとしての顔を持つ一方、南部は峻険な山がそびえている。
現在、2010年の平城遷都1300年記念事業に向け、県内外でその準備に取り組んでいる。 また、やまと21世紀ビジョンを作成し「世界に光る奈良県づくり」「関西のオアシス」を目指している。古代より多くの都城が置かれ、「日本の故郷」とされる。
面積は3691.09平方キロメートルで、全国総面積の約1%にすぎない。東西64キロメートル、南北102キロメートルで南北に長い。大和(やまと)一国からなり、39市町村で構成される。県庁所在地は奈良市。2005年の第18回国勢調査による県人口は142万1310で、面積と同様に、総人口の約1%にすぎない。

2008年4月現在、12市7郡15町12村からなる。
2009年7月1日現在では、奈良県の人口1,401,562人 面積は3,691.09km²(人口密度380人/km²) で1999年がピークで現在は1993年当時位で減少傾向にある。
県の木:杉(S41年9月), 県の花:奈良八重桜(S43年3月),
県の鳥:こまどり(S41 年6月)と指定された。

石舞台

奈良公園
▼「奈良の寝倒れ」とは
奈良県の県民性を表すのに、「
奈良の寝倒れ」という言葉がある。「寝てばかりいて、何もしないので身代をつぶす」という意味だ。
それくらいなら県人は、のんびりして、消極的な人が多く、大阪船場の商人たちは、「番頭は近江から、養子はならから」といっていたという。
そんなふうに奈良県人が消極的なのは、恵まれた環境からだ。気候が温暖で、土地もよく肥え、地震や台風の被害もほとんど受けていないうえ、文化財も豊富だし、金に困れば大阪や京都に働きに行けるので、環境に甘えてしまっているともいえる。
▼「大仏商法」とは

だが、その割に小さかしいところもあり、一見の観光客を相手に、「
大仏商法」と呼ばれるずるい商売をしたりもする。(ロータリーアンの職業奉仕〜考えると真反対の倫理観のようだ。)
これは、「大仏の近くで商売していれば、大仏目当てに、自然に観光客が集まってくる。(したがって、努力しない)」という意味で、ありがたいというか、ありがたくないというか、商売人としては不名誉な呼ばれ方をされています???
たしかに、奈良は大仏だけでなく、大阪のベッドタウンですし、ほっといてもお金が落ちていくような部分が今でもあります。商売人も保守的な人が他所と比べて多いような気がします。
ただし、奈良の中でも新しい取り組みをしている若い企業家も確実に存在しています。それらの人々は、奈良の良さを残しつつ、現状を変えていく努力を継続されています。
ただし、南部や東部の山間部の人々は、素朴で誠実で、ハングリー精神にも富み、行動力もあるようだ。
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奈良県庁ウェブサイト
http://www.pref.nara.jp/
「県民性なるほど雑学事典」などを参照しました。 杉田博(記)

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