ロータリーの定義について
2650地区の広報委員長会議において、神谷諮問委員が、日本ではロータリーの認知度が低く、いかに高めるかが広報の役割だと述べ、会員がロータリーについて説明できるようになることなど具体的な方法を示していただきました。という報告があります。
われわれが街に出て市民と触れ合うのも一つの方法である。しかし、友達との語らいでロータリーを説明することも必要であろう。そのためにも
ロータリーの定義を理解しておくことは必要なことである。
別府中央RCの鳴海淳郎氏の「ロータリー探究」によると下記のように説明されています。
ロータリーの定義を正式の文書に基づいて説明しますと、次のように英語で31字、日本語では101字で説明されています。
“Rotary is an organization of business and professional
leaders united worldwide who provide humanitarian
service, encourage high ethical standards in all
vocations and help build goodwill and peace in the
world”
これは多くのロータリー刊行物に使用されている定義で、1976年、国際ロータリー理事会はロータリーの基本的な特性に簡明な定義を与えることに関心を持ち、当時のロータリー広報委員の3人にロータリーの定義を一文にまとめて表現する案を作成するよう依頼しましたが、以上の定義は多くの原案の中から選ばれたものです。日本語では次のように訳されています。
「ロータリーは、人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業および専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体である」
ロータリーの奉仕(Service)に対するわたしの考え方
※ ロータリーでいう奉仕とは
“Thoughtfulness of and helpfulness to others.”
「他人に対する思いやりと、他人のためにつくす」・・・思いやりの心
思いやりの心を人間のみならず、まわりの環境にも
※ その究極の目的は
“He Profits Most Who Serves Best”
「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」
※ 最もよく奉仕するには“Nothing but the best”の奉仕を考える
・製造業の場合:これ以上のものはない良いものをつくる。
・サービス業の場合:お客さんのために最善のサービスをする。
・医師の場合:患者さんのために最善の医療を施す。
※ そのためには“To dream a new dream” 常に新しい夢を夢見て、
・どうすれば他人のためになるか、まわりの環境に役立つか、
・常に新しい視点より考え、これを実行に移す。
そこで、ロータリーの定義を次のように言うことができます。
「ロータリーでは、地域社会における各種職域の代表として選ばれた会員一人一人が他人に対する思いやりと、他人のためにつくすという思いやりの心を自分の職業に生かし、地域のために最善をつくすことに努め、更に国際理解を深めて世界平和を推進することを目指しています。」
また、ロータリー・クラブとは「単なる社交クラブあるいは社会奉仕団体とは違って、
会員の職業倫理を高め、思いやりの心をもって他人のために尽くすことを信条とした人のあつまり」ということができます。(中略)
以上
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「SERVICE」は現在、ロータリーでは「奉仕」と訳されておりますが、最もふさわしい訳は「忠恕」というところだろう。
忠恕:真心からの(忠)、人への優しい思いやり(恕)を言い表します。
▼孔子の生涯
http://www.fruits.ne.jp/~k-style/sub10.html

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