2009-10 年度の財団目標
2009年国際協議会の第3回本会議においてグレン E.エステス・シニア管理委員長エレクトより発表されました。
目標は以下の通りです。
1.
ポリオの撲滅 という約束を守る
2. 財団を通じて、
未来の夢計画 の6つの重点分野に焦点を当て、より良い世界の構築を目指す
3. 未来の夢計画を実施し、ロータリーの奉仕の新世紀を十分に支えられるよう、財団の活性化と強化を図る
4.
「毎年あなたも100ドルを」と恒久基金を支援する
2009-10年度の財団目標を発表する中で、エステス・シニア管理委員長エレクトは、ポリオの撲滅が今後も最優先事項となることを述べました。
「ポリオ完遂までの道のりは非常に長く、短距離走というよりは、マラソンのようなものと言ってよいでしょう。しかし、どのようなレースでも、ゴールが近づき、ゴールのテープが見えた瞬間、そしてあともう一息でゴールにたどり着くという最後の瞬間には、残りの力を振り絞って、もっと懸命に、もっと早く走ろうとするものです」
エステス・シニア管理委員長エレクトは、未来の夢計画の6つの重点分野が、ケニー会長エレクトの掲げる
テーマ と
強調事項 に挙げられた優先事項と重なることにも言及しました。
日本国内の評価
◆ポリオ撲滅寄付に怒りと不信感!!(JRICのMLより)
ロータリーのポリオ撲滅への寄付計画が場当たり的な要素が多く、昨今はゲイツに翻弄されている感もある。JRICでの2つの最新の投稿を参考に掲載します。日本人にとって共感する方が多いでしょう。
◆ポリオ撲滅への追加補助金
ポリオ撲滅に向けてビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が国際ロータリーに2億5,500万米ドルの補助金を新たに授与したという発表

ビル・ゲイツ氏(国際協議会で発表)
▼日本のガバナー・会員に戸惑いがはしる
1.RIホームページを確認しました。
今年度1億ドル(1クラブ1000ドル)を3年間で募金しようと李東建RI会長は昨年の国際協議会で発表し、そして翌年またさらに1億ドルを募金するとは、ポリオ撲滅に邁進するTRFの面目躍如と思いますが・・・・。
私は2002−03年度ビチャイ・ラタクル年度ガバナーとして8000万ドルのポリオ撲滅キャンペーン(2005年100周年に撲滅する目的で!)を実現するため地区内メンバー一人当たり150ドルを「これが最後ですから」と要請しました。
そして、3年任期の地区財団委員長初年度。昨年、1月の国際協議会でビルゲイツ財団1億ドル、ロータリー1億ドルの募金を3年間で実現するとの李東建会長の発表を受けて、3年間にわたってクラブ1000ドル規模の募金をすることになり、「ポリオ募金はもう終わったと小船井さんは言っていたのでは?」と皮肉を言われながら、足立ガバナーの熱意と山本エレクト、柴田ノミニー、そして地区内クラブの皆様の理解を得て達成の目途がたっていました。
しかし、またまたさらに1億ドル追加とは…TRFは我々ロータリアンを「集金マシーン」としか、見ていないのかもしれません。もちろん、私は今回のキャンペーンに対して山本エレクトと相談しながら地区委員長としての対応をしますし、お金も出します。
崇高な目標を実現する上で、その目的に賛同するとしても、その手段としてお金を「出しなさい」という「上から目線」を感じるのは私だけでしょうか?
ビチャイ・ラタクル元RI会長は2008−09年度TRF管理委員長に就任する予定であったのが、「本部スタッフとの確執」により辞任したことは「本部主導」に対する最大の抵抗であったと思っているのも私だけでしょうか?
「草の根」を大事にしないと「花」は咲きません。
K会員(地区財団委員長経験者)投稿
2.キリのないポリオ寄付
私が地区副幹事をしていた1988〜89年度が最初のポリオ寄付だったと記憶しています。
個人寄付が中心で立場上多くの方々にお願いしたところ 世界からポリオを無くそう
という<希望>に皆が進んで寄付をしてくれました。号令と共に喜んで寄付をしてくれたのは 当地区ではこれが最後で2度目は国際親善奨学金の未消化分を充当するなど 直接声をかけるのを憚って対応していました。
現在進行中の3年に1億ドルへの対応ができるのか否かもわかりませんがさらに1億ドルの要請があるとすれば「チョット待ってください」です。
年次寄付(100ドル目標)の要請についても ままならないクラブがある現状において
キリのない寄付要請は会員減少を助長する有効手段となるでしょう。
I会員投稿

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