第2650地区ロータリー財団研修セミナーに参加して
2008年8月2日(土)大津プリンスホテルにおいてセミナーが開催され、地区内の96クラブより各3名(会長、財団委員長、奉仕プロジェクト委員長)の出席を義務つけられた。
1)財団奨学金・財団学友/GSEの分科会・・・ 会長(代理:川中幹事)
2)財団年次寄付・財団恒久基金の分科会・・・巽ロータリー財団委員長
3)財団補助金の分科会・・・・・・・・・・ 杉田奉仕プロジェクト委員長
(注)地区の財団関係の4委員会を3つの分科会に分け研修した。
(講師)
財団の状況・・・宮崎茂和財団地区財団委員長(諮問委員)
財団のプログラムを紹介し、理解し、財団のプログラムに参加しようという魅力を増進、そのための資金である寄付増進をスライドを使って呼びかけられた。
今回は分科会形式を採用しそれぞれ詳しい説明、質疑応答時間をとった。
私は、財団補助金の分科会に出席し、「人道的プログラム」に限ることや地区補助金の申請方法などを学んだ。(仮想事例を入手など)
本研修セミナーは有意義なものであり、財団への寄付において、年次寄付の全額、恒久基金寄付の収益は、3年後には国際財団活動資金(WF)、地区財団資金(DDF)として還元されている。特に、DDFのうち「人道的プログラムに対し「地区補助金(DDFの20%まで)」の活用はクラブ自身の奉仕資金として活用できるので、その補助金申請などに関心を持たなければならない。
◆ロータリー財団のプログラム
1.人道的プログラム(Humanitarian Program)
1)マッチング・グランド(Matching Grants)
2)地区補助金(District Simplified Grands)
3)ボランティア奉仕活動補助金(Volunteer Service Grants)
4)3H補助金(3H Grants)
2.教育的プログラム(Educational Program)
1)国際親善奨学金(Ambassadorial Schoolarship)
2)世界フェローシップ(World Peace Fellowships)
3)研究グループ交換(Group Study Exchange-GSE)
4)大学教員のためのロータリー補助金(Rotary Grants for University Teachers)
5)ロータリー平和および紛争解決研究プログラム
3.ポリオ・プラス(Polio Plus Proguram)
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◆地区補助金(2008-09年度地区から財団への申請総額:75,900ドル)
私は、財団補助金の分科会に出席し、マッチング・グラント、地区補助金の申請について財団補助金委員会の説明を受けました。地区補助金(DDF)は人道的プロジェクトに適応され、詳細な条件がもうけられている。
地区は、地元あるいは海外で実施される人道的プロジェクトを支援するため地区補助金としてDDFの1部(20%)を配分できる。
大和高田RCは2004-05年に5,000$補助金を受け取った実績ある。
◆マッチング・グラント
比較的小規模な1回限りの人道的奉仕プロジェクトを支援するのが目的である。
ロータリアンによる国際人道プロジェクトを支援するものです。実施国内の提唱者および援助国の提唱者の少なくとも2カ国のロータリー・クラブあるいは地区が協力してプロジェクトを計画・実施・完了しなければならない。
◆クラブの今後の対応
結論的には、補助金がおりるかは別とし、人道的な奉仕プロジェクトに対し、過去の対象事例などを調べ、地区補助金の積極的に行う。奉仕プロジェクトの拡大をするべきです。その適応などは地区委員会に相談していくという姿勢がまず、必要と思いました。
◎2007-08年度財団年次寄付
大和高田RC・・・・209ドル/一人(累計20,647ドル)
2650地区では一人当たりの年次寄付は20位/96クラブ中
(資料)
・奉仕プロジェクト委員会で「保存」しています。
職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・新世代各委員会長は一読ください。
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<2650地区のロータリアンのブログより>
▼8月2日の地区ロータリー財団セミナーについて
恒例の地区ロータリー財団セミナーが大津で開催された。地区内96クラブから会長、財団委員長、奉仕プロジェクト委員長を招集しての大がかりな会議だ。
はじめに、地区財団委員長が基調講演があり、続いて事例発表があり、そのあと分科会となった。
一応真面目にセミナーを拝聴していたが、今回のセミナーでは目新しい話しはほとんどなかった。
確か、次年度あたりから、試験的に財団の組織も大きく変わると聞いていたが、その話も全くないし、例のビルゲイツ財団とのマッチングでの一億ドル募金についても、具体的にどう進めるのかについての話もなかったようだ。
と言うより、はっきり決まっていないと言う方が正しいかもしれない。
東京のある地区では、早々と今年度分として、1クラブ10万円の寄付を集めたと声高に宣言をするパストガバナーがおられるなど、地区によって対応が様々だ。
もともとポリオ寄付については3年前にこれが最後だと言うことで、撲滅キャンペーンを張って、一人160ドル以上を集めたばかりなのに、また性懲りもなく、RI財団本部が手柄欲しさに勝手にこんな約束をビルゲイツ財団としたようだ。
このままの状況では、エンドレスにポリオ募金ばかりをしなければならないような気さえする。
世界にはいろいろな病気があり、しかも緊急を要するであろう病気もあると思うのだが、ロータリーはそれには目を瞑っている。
ロータリー財団のあり方もそろそろ根本的考え直す必要があるのではないだろうかと思う。
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▼分科会での印象深い発言
私が出席した分科会では、「細菌性髄膜炎」についてのキャンペーン(DVDを作ってこの病気に対する認識を深める)を地区として取り扱って欲しい旨京都の嵯峨野RCの会長が叫ばれました。
症状は風邪に似ていると指摘され、世界では多くの国が「ワクチン投薬」を行っているにかかわらず、日本等では行われず、この病気から子ども達を守ろうと力説されたのが印象的であった。
諮問委員のパストガバナーはロータリークラブの自主性もあり地区として取り扱うということに明言は避けられたようだが、「ポリオ」とどう違うのか私にはわからなかったが・・・その病気を理解することから始めたいものである。
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細菌性髄膜炎とは
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10820200.html
なお、病気についてよくご存じの方はお教えください。コメントをください。
以上
杉田博(記)

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