RI Zone 1,2,3,4A Membership Development/Retention Training Seminar
2008〜09 全国会員増強セミナー
2008年3月16日
名古屋名鉄グランドホテル
(小船井PDG@釧路RCのJRICのML投稿記事を編集しました。)
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3月16日名古屋にて「会員増強地域セミナー」が開催されました。
昨年は6月2日に開催され、各地区では財団セミナーとともに8月前後に地区会員増強セミナーを開催していたと思います。しかし、2008年ー09年度からは次年度ガバナーが2008年6月までに地区会員増強セミナー開催を前提に、地域セミナー(日本34地区のガバナーエレクトと地区増強委員長が出席)を3月に開催されることが決定し、16日開催されることになったのです。言わば、国際ロータリーは会員増強に関して最大の優先課題であるとの意思表示をしたのです。
また、セミナーでは4名のRRIMC(地域コーディネーター)が4つのセッションを担当しましたが、その際説明したパワーポイント資料は近日中に地区エレクト事務所に議事録と共にCDにて配布される予定になっています。
(目次)
・挨拶
・講演
・第1セッション:新入会員の勧誘
・第2セッション:会員増強の目標達成
・第3セッション:スポンサークラブのベストプラクティス
・第4セッション:増強は新会員の意識喚起から
・講評
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■挨拶 渡辺 好政RI理事
小沢理事は会員増強に実績と意欲をお持ちであり2008-09年度意欲的に取り組まれると思います。日本の国際宇宙基地は「希望」という名前です。希望という名前から神話を思い出します。それはパンドラという名の女性のお兄さんがある箱をもっていて、絶対に開けてはならないものを、妹のパンドラが空けてしまうと、世界中に災いや災難が飛び出し、最後に希望だけがのこってしまった逸話です。ロータリーこそは希望をもたらす大きな力を持っています。そして、その希望の根底は会員増強にあります。今日、参加いただいたメンバーは日本における最高のエッセンスのメンバーが参加しました。希望を現実にし、新たなる希望を目に見えるようにお願いしたい。
■挨拶 小沢 一彦RI理事
来年度は日本人の理事はたった一人となる。渡辺理事は来年度、台湾の理事に引き継ぐからであり、そして私は来年のバービンガムで黒田理事に引き継ぐ。理事の決定は34ゾーンから奇数年、偶数年で交代に理事が決定するシステムであり。従来は常時2名の日本人理事を輩出してきた。しかし、日本の会員数の急激な減少の結果、今までの1.2、3、4Aの3.5ゾーンから3ゾーンに変更される。
日本は第1ゾーン26,000名,第2ゾーン27,000人、第3ゾーン30,000人、第4ゾーンAは17,000人、第4ゾーンBの台湾18,000人であります。一方韓国は54,000人の会員規模で一ゾーンしかなくて4年に一回しか理事を出せないという矛盾を抱えていた。日本が減少している状況からゾーンの再編に関して昨年12月の理事会で3ゾーンになることが決定した。その理事会ではゾーン編成2.5が順当といわれたが3ゾーンにしただけでも良かったのではないだろうかと思っている。
日本はロータリー運動がいち早く成長し、今日ピークを迎え「世代交代」の時期であろうと思う。日本と同じ状況なのがアメリカ・南米であり、半面インドなどが、その経済成長と同じように成長期をむかえている。しかし、私は日本の会員減少は衰退期ではなく交代期であると信じている。何もしなければ、だまっていると一年間で5〜10%の会員が減少するものである。死亡などや様々な要因であるので…、増強がロータリーの質を落とすという人もいるが、会員基盤を維持することがロータリー組織を維持する大前提と思う。
最盛期から日本は3万人減少している。私の地区でも4つのクラブが2つに合併する。今後も、人数の少ないクラブが会費の問題、高齢化で合併が多くなるのかも知れない。
横須賀クラブは地区内で3番目の規模で82名程度であったが、私がクラブ会長になって28人会員入会させ、現在彼らがクラブ運営の中心メンバーになっている。松宮PDGは理論派であるが会員の質の問題でやみくもな会員増強に否定的な人である。私のような実践派と彼のような理論派が一つになればベストであろう。
私がとった入会させるための方策は、会費を地区内で最も安くすることであった。当時の横須賀クラブの年会費は21万円だったが、茅ヶ崎のあるクラブが19万円だったので、18万円にした。食費、テーブルクロスなどの経費の見直しをして、会員からは食事を楽しみにしてきたのに、テーブルクロスもないとかの苦言もあった。会費を少なくすることに抵抗があったが実行している。
退会を防止するためには「良い会員」を入会することが一番と思っている。職業分類こそ大事であり。その面でも意味がある。会費を安くしていることで若い会員が入会できる。新入会員には「ロータリーの友」をよく読むことと、自分のクラブでの居場所を作ることだと話した記憶がある。
ガバナー以降2つのクラブを新設している。「ロータリーで育てた若者をロータリーに入会を」と国際協議会でガバナーエレクトに教えるが、日本では無理であった。
実践派としてはロータリーの若者を入会するためにどうしたら良いかと思い。財団学友などと長時間話し合い、新しいクラブを作ることになったが、ロータリーの日本事務局は学友にはロータリー会員の資格のないメンバーがいるとのことで難色を示した。
しかし、広島のロータリー研究会でRI会長が参加した機会をとらえ、エステス会長は増強委員長を歴任していたのでクラブ拡大に理解があったので、「直訴」した結果クラブを創設できたのである。
現RI会長はアメリカを中心に会員増強を目的とした会長主催会議を7回開催したが、次年度は世界中12か所で開催し、アフリカを除いて「会員基盤増強」をメインテーマにしている。そして会長主催会議を最初に東京で開催することになったことをお知らせしたい。板橋元理事が実行委員長で7月7日9時30から19時まで、東京お台場のメリディアンで開催する。これから4月の「ロータリーの友」で開催案内と各ガバナーエレクト事務所に参加とりまとめの要請をさせていただく。出席要請はクラブ会長が対象になる。地区役員、会長、増強委員長、意欲のあるロータリアンに参加いただきたい。(結論は誰でも参加できる)
登録料は7,000円、晩餐会では一万円、成功事例を豊富に示すことで会員増強に実際につなげてほしいと思っている。
講演 板橋 敏雄RIMDRC
今年度、会員増強維持委員会の委員に就任している。前回のロータリー研究会で「退会防止」という訳語を「会員維持」という言葉に変更されることになった。
次年度のRI会長の話を小沢理事から紹介があったが、私にとって李会長エレクトとは同期の理事として親しくさせていただいた。彼が頭角を現したのはカルガリーの世界大会で世界一の会員増強地区ガバナーとして表彰されてからである。彼は前向きに向かう強い意志をおもちの人であるので、世界の会員増強でも来年度は良い方向になると信じている。
第一回目の会議を東京で開催されるとのことで、スタートダッシュを長年の友人である日本で最初に開催したと推察している。
次年度のテーマの「夢をかたちに」は富士通の元会長のテーマであり、私自身の座右の銘であることは大変な喜びである。
一週間前、RIの事務局から2月末実績報告があった、日本の会員数は今年度スタートの96,752名から97,800になり1,050人の増加である。各国の中でもそん色のない実績であり、底を打ったと判断している。しかし、過去4年間で日本の会員数の推移をみると愕然とする。4年間で9,162名の減少を示している。8.6%の減少。アメリカは17,632名の減少で4.2%の減少にすぎない。韓国は4年間で13.4%の急成長を示している。これからは4年間の減少を回復するスタート2008-09年度にしていただきたい。
10年前の128,000人から一貫して日本は会員数が減少していることを認識しなければならない。日本のロータリアンは世界のロータリアンから職業倫理への研鑽、財団への貢献に対して大きな尊敬を得ているが、会員の減少に対して私は大きな危機感を持っている。
「会員増強は人頭分担金と財団の寄付を増進するためにRIは言っている」と会員増強と財団寄付とリンクするという思考方法は間違いであると思っている、職業奉仕を通じて素晴らしい職業人を作るのがロータリーの最大の目的であるという前提を忘れてはいけない。
日本のロータリアンの年代構成を報告したい。30歳代は世界で11%日本は2%、40歳代世界では21%日本は17%、50歳代世界で29%日本で36%、60歳以上は世界で39%日本では45%。これは若い世代をリクルートして育てることが大きなテーマであることを示している。
会員が会員を入会させる基本を守り、ガバナーとクラブの密接なコミュニケーションをお願いしたい。また、日本の女性社長の比率は6.3%であるのに日本の女性ロータリアンの比率は3%にすぎないことも注視しなければならない。地域社会を横断する会員構成にすることからも女性会員の入会に努力しなければならない。女性会員が入会すれば退会するという人でも辞める人はいない。
■第1セッション「新会員への勧誘の方策」
桑原 茂・関場 慶博
●プレゼンテーションの記録はパワーポイントに準じる(議事録は質疑、意見交換のみ掲載)
ロータリーの現状の問題点について?
●ロータリーの魅力、信頼の減退が最大の原因と思っている。魅力あるクラブ作りが責務と思う。
●地域の住民との交流が少ないと感じている。
●クラブには3Kがあると思う。高齢化(平均年齢が65歳のクラブが過半数)高コスト(入会金、年会費、付帯経費が50万円以上という現実)クラブのプログラムの硬直化、マンネリ化を意味している。
どうしたら防げるのか?
●経済の低迷の中で困難な状況であり、手立ては見つからない。内需の減少と外需頼りの日本経済と同じく、ロータリーも20代、30代の若い人たちや女性会員を入会させなければならない。今までのやり方を変えていくことが大事。在籍期間(3〜5年未満入会歴会員の退会防止)
魅力あるクラブとは、魅力あるクラブをどう作るのか?
女性会員の入会・勧誘、クラブの年齢構成の説明、日本のロータリアンの81%が50歳以上の現実、退職してから入会するメンバーの増加
若い会員の必要性
●若い人が入会しなければローテーションをしなければならない。若い人が入会しないのはクラブ奉仕の問題かもしれない。CLPではクラブ奉仕がなくなったからこそ衰退を加速させている。
●私のクラブは今年度9名新入会員が入っている。若い人の卓話に刺激を受けるし、クラブの雰囲気も変わる。
(桑原)若い会員をポイントにおいて会員増強をするべき
●(関場コメンテーター)会員減少に関する要因が話されたが、ロータリーの魅力は失われていないし、今日でもよけいに求められていると思っている。21世紀の現状にロータリー活動は経済的混迷、政治の貧困、原理主義の台頭、企業のモラルの低下などは、ロータリーの必要性の根拠であろう、ロータリーの混迷を嘆くよりもすばらしさを説いていかなければならない。ロータリーの青少年活動を通じて、若い人たちはロータリーへの魅力を感じているが、最大の問題は現状のロータリー例会に若者が入るすきがないことである。例会開催時間、ロータリー例会の食費、会場などの大幅な刷新が必要と思う。
勧誘計画について
●計画を作っても、実行するときに大きな壁にあたっている。
●希望を持っている人を「若い」というが、年齢の若い人たちは「群れる」ことが少なくなっている。今の日本社会の男に魅力がなくなってきている側面も感じている。それらの若い人たちの「変化」にロータリーが対応しきれていないと感じる。
●ロータリーの魅力で大切なのは、今の時代は「接点」が違う。生まれる時は皆一緒であるが、貧困の時代の世代と飽食の時代では「人間が違う」と思う。若い人たち素直に聞くことから「大人が変わる」ことが必要であろう。
●プリントの説明(世代の横顔の変化について)〜沈黙の世代、ベビーブーム世代、X世代、新世紀世代
会員人財源の対象者のリストアップと勧誘活動の実践へ
●(関場コメンテーター)入会者の数よりも退会者が多いので減少しているのである。地域社会でロータリーに誘われていない人がいまだに多く存在していることも事実であることも銘記願いたい。
■第2セッション「会員増強の目標達成へ」!
西村 栄時・永冨 稔
パワーポイントによる説明は省略
意見交換に入る
●ロータリーの年齢構成とか3年未満の話とか抽象的な数字しかない。2620地区では全クラブにアンケート調査をした。具体的な資料で討議するべきであろう。日本の再生があると小沢理事からあったが、我々の地区は悲観的な数字しかない。地区では具体的に数字を確認して個別の問題を討議するべきであろう。
●西村氏からそのとおりであるとのコメントがあった。
広報について
●データを取って現状を把握することは参考になった。今と同じことをやっていると将来性がないと思う。ものには底辺があって支えなければ組織は成り立たない。それがロータリーにとって広報であると思っている。価値のある情報を提供することが大事と思う。
●(東京)100周年事業で公共的イメージを向上することに努力したつもりである。その結果についてはトレースはしていない。
●静岡FMの社長が出席しているが、彼が増強委員長に就任しているので、報告させたい。
55歳で役所から現在のFM放送会社の社長に就任した。いままで、金持ちの道楽クラブであると思っていた。入会して10数年経過し会長、増強委員長、ガバナーエレクトにもなってしまった。金持ちの道楽クラブというイメージを払拭するためにも広報は大事である。
●広報という意味では、21年前チャーターナイトを千葉テレビに取材してもらい、一時間番組に編成してもらい放映した。その際、千葉テレビから日本事務局、理事などのインタビューをしてもらってロータリーの活動内容の啓蒙番組であった。ポリオでさえロータリーが主役とは一般市民は知らない。とにかく、入会させていく熱意が一番であろう。
●広報の有用性は、結果を広報するより、活動そのものを広報するべきであろう。東京マラソンのコースには様々なクラブ約10クラブが直接参加し、その他のクラブも参加し、給水、バナナの提供は我々であった。
●横浜では、4つのテストをコンプライアンス宣言ということで広報活動を大々的に展開している。好意と友情以上にみんなのためにはクラブメンバーだけではない広い世界を対象にしていることを明確にしたかったのである。
●(西村)少人数クラブについて、今年度2クラブが消滅している。
脱落するクラブを少なくするためにどうしたらよいのだろうか。
●(東京)数字をあげて目標を掲げては会員増強をお願いしていない。数字目標にこだわりクラブの空気を乱す会員が入会するほうが悪い影響を与えるからである。クラブの数が減っても、人数が減っても「それがどうしたの」という雰囲気がある。(東京クラブが代表的存在?)会員数で理事の数を決める方法も変えるべき。会員増強のための広報よりもロータリーの理念を広報する「ロータリーの安売り」をしない。
●2750地区〜論議するロータリーから行動するロータリー〜であるべきと思う。20名以下のクラブは2クラブであり、情報委員長と会員増強委員長が連携して活動することが有効と思っている。
●(永富コメンテーター)〜9名のクラブを公式訪問した際、9名を死守するとの報告であったが、メンバーが減少するのが必然であるので増強願いたいとした。
■第3セッション「スポンサークラブのベストプラクティス」
藤林 豊明・松宮 剛
パワーポイントによる説明は省略
各地区で2つの新クラブを(次年度RI会長)と言われている。
●東京はほとんどクラブが出来ている。「二階建てクラブ」が会員の奪い合いをして消耗している。2クラブから勧誘を受けているので両方に申し訳ないのでライオンズに入るという現実もある。私の意見は統合である。
●(松宮)テリトリー制度の基本的な復活も地区内で検討すべきであろう。
●(藤林)3階建てのクラブが工業団地がある。ライバル会社別の3クラブが「併存」している現実もあり、ライバル同士なので合併もできないで今日に至っている。
●(2650地区)1997-08年のPDGである。国際協議会で拡大を要請されたとき「朝例会」クラブを作ることにした。京都モーニングロータリークラブである。3つの意味があった。朝早く活動をする活気、朝起きは三文の徳、仕事の前に例会出席の利点などがある。さらに、平安ロータリークラブも創設した。国際ロータリークラブにふさわしいロータリークラブを作るために創設した。
●(2500地区)小沢理事から国際協議会でネガティブに考えないでポジティブに考えるべきとの指導があったので、地区で拡大をしていくつもりである。国際ロータリーの人頭分担金、地区分担金などを考えると月5,000円で成立するクラブを模索したいと思っている。ダクターマンは「入会資格のインフレ」を言ったかもしれない。どこまでリミットを下げて新クラブを作るべきなのかを教えていただきたい。
●(2520地区)岩手、宮城の地区である。ここで年会費6万円のクラブが存在している。20数名のクラブで地域に根ざしたクラブ活動をしている。地域間格差がある中で東京と岩手の田舎ではクラブのあり方は違うと思う。高齢化、少子化は必然の流れの中で、親子で同じクラブに入会するという問題がある。
●(2800地区山形南)バブル時代に100名近いメンバーの時代もあった。子クラブをつくろうということで山形イブニングクラブを創設した。創設後10年を迎えその時の若者も年をとり、親クラブと同じ悩みを抱えている。10人以下のクラブが地区に3つあるが、合併をするように話し合ったが、人間関係の問題から合併も困難な状況になる。
●(2530地区福島)高齢化の時代といっても過去とは違う。昔より15歳引き算した数字が実際の年齢と考えるべきであろう。固定観念を打破して新概念のクラブ創設をダクターマンが提言したが、私も同感、これから模索していきたい。財団、米山を中心に例会を土日、月2回、年会費6万円、テリトリーを福島全県、弁当持参、会場費ゼロの場所を基本に拡大委員長にお願いをしている。
●(松宮)神奈川湘南ロータリークラブは、月2回土曜日に例会を開催している。地域ボランティアをしていて職業を持っていない人もメンバーになることが出来る時代になっている。「金持ちの昼食会」というプライドは捨てるべきであろう。なんでもありのロータリークラブはあってはならない。
●(2650地区)拡大で2クラブを増強した。産んだら最低5年間は面倒をみなければならない。2クラブとも会員数も増加している。
●茨城から来ました。市町村合併が進行しているが、合併に機会に新クラブ設立の機運が高まっている。具体的には20年経過のクラブが女性会員を中心とした新クラブを模索している、6月までに創設したい。
●子クラブを作る実例を聞いて今まで否定的であったが、今は肯定的な気分になってきた。
■第四セッション「増強は新会員の意識喚起から」
服部芳樹・井上映夫
パワーポイントによる説明は省略
7,500名の新入会員の教育の必要性
●(服部先生からの質問)もし地区で実施するならば、どのような時に、どのような目的で、どのような人を、聞き手として、発言者として参加させたいと思いますか?
●最初に、地区のガバナー補佐、地区委員長、委員の会議で実施する方法があるのではないか
●ガバナー補佐、パストガバナーが研修リーダーで新入会員のセッションを実施したことがある。新入会員の半分はロータリーピンをしていなく、多くの新入会員は手帳も持っていなかったことでびっくりしたことがある。
●(名古屋)このようなセミナーを開催しても聞いているほうが、ほとんどの人が寝ている人が多かった経験がある。名古屋市内に23クラブ存在しているが、私のクラブは17年間で99名から69名に減少した。大手企業の支店長さんたちがバブル崩壊で退会し、そのほかのメンバーは退会していない。今後3年間で100名を計画して会員増強担当の副会長を増加した。その結果本日まで21名増強して6月までに5名程度の退会で、来年度には100名になる予定である。口で増強を唱えても結果は出ないことを実感している。「やるかやらないか」をクラブの会員がその気にならなければならない。一番効果的だったのは友達を無料招待して、クラブで一番有名なメンバーが挨拶することにしている。メンバーは入会と一言も言わないのに70%の入会率であった。
●(名古屋)クラブに出てきやすい雰囲気を作ることであり、地区から言われたとかではなくクラブが自信を持って行動できるようにしていきたい。名古屋は京都とメンバー数を競っているので頑張りたい。
●(京都)昨年は一名多いことがあった。今後とも競いたい。
●ロータアクトの地区代表の父親をロータリーに入会させたことがある。ロータリーとアクトとの関係が密接でもややもするとその広がりを見落としていたと感じている。そして、女性会員の問題であるが、一名5年前に入会した。最初は抵抗があったが彼女の人柄で大成功した。
●(2830地区青森)実務はクラブと思う。若い新入会員のほうがロータリアンでない知人を多く持っている。昔と違って選択肢の多い時代になっている。くどくなく教えたいこと伝えたいことを学ぶ機会を多く持ちたいと思っている。普段の例会、活動の中で学ぶ機会を得るようにしていきたい。
●PETSでガバナー補佐をリーダーにしてグループ別討議をした。今後は、地区協議会で新入会員を中心に円卓で開催したいとも感じた。松宮PDGと話し合ったが、皆さん全体で話が出来るセッションを実現したいと思う。クラブでも同じような試みをしていただくように要請したい。
●(2740地区)増強はクラブにとって必要と思う。新しいリーダーを出していく上でも意味がある。地区でも委員長は3年間就任いただくことをお願いしている。会員増強地区委員長は3年間は継続するべきであろう。
●(2740地区佐賀)人口22,000人の小さな町でライオンズ60名ロータリー40名で互いに競っている。量より質という長老の意見が強く、大正生まれが多く残っている。女性会員も5名入会させたが長老から最初は文句があったが、今は違う。会員増強は不調であるが退会も少ない状態である。これから2740地区の増強に向かっていきたい。
●(2670地区)地区大会が開催中で代理出席させていただいた。地区の会員増強委員長として地区セミナーを開催するために大変勉強になった。自分のクラブでは野球同好会があり7年前に全国優勝したが、その後高齢化が進行し優勝がその後できていないので、若い人をメンバーに入会させていく。
●(2700地区福岡)3年前から固定事務所の事務局長でもある。このセミナーの形式は初めてであるが、今後取り入れたい。クラブ会長のリーダーシップが会員増強にとって一番であると実感している。会員に関しては地区で3年単位でプロジェクトを結成して成果をあげている。
●(2710地区)会員増強についての思いは、新しい会員への説得力が必要であり、会員が勉強しなければ説得力がなくなる。会員増強はクラブでも3年委員会にするべき。
●(2600増強委員長)地区委員がどのような職務をしているか知らなかったが、委員長になって会員が減少して悩んでいる現実を痛感した。クラブ会員まで情報が伝達されていないことも感じる。私のクラブは世界大会で移動例会を開催するクラブであることも紹介したい。
●経験を話したい。年に10回以上海外に出張してメーキャップを多くしている。その中で、サンフランシスコの例会でメンバーが毎回友人、家族を招待しているのが慣習になっていることを記憶している。
●(2840地区)地区会員組織強化委員会という名称を変更している。それはクラブの強化とメンバーの資質向上にあるという意味からの変更であった。今日の研修方法は参考にさせていただいた。今後は地区内クラブにクラブ研修リーダーを選任していただくことをお願いしていく。
●(2840地区)ガバナーエレクトで今後のご指導をお願いしたい。ガバナー補佐の増強への力を尽くしていく体制にすることも意味があると思っている。
●(井上コメンテーター)私が入会時代は「入れてもらった」時代であったし、自分から勉強もした。しかし今は違う。若い人たちに正しく伝えていく努力が必要と痛感している。それから、日本で7,000名以上の新入会員以上の退会者が出ている。新入会員のケアはコミニケ‐ションだけではだめであろう。
〜より多くの仲間とロータリーを分かち会おう〜
■次回予告他(藤林増強コーディネーターより)
本年度は「地域会員増強セミナー」は日本全国から参加していただいた。しかし、来年の3月に予定している「地域会員増強セミナー」はゾーン別に3回に分けて、より皆様が参加しやすいように開催したいと考えている。
■講評 黒田 正宏RI理事ノミニー
今回のセミナーは自分自身も大変勉強になった。皆様の熱意を強く感じている。
第一セッションでは
新入会員の勧誘でのアスクが記憶に残っている。
第二セッションは
広報が活発に実践されていることを確認しました。
第三セッションでは
クラブ拡大では元気を出して取り組むという合意ができたことは喜ばしい。単なる拡大ではなく、退会防止、活性化の意味を込めていた。
第四セッションでは
セミナー形式の充実要請があった。
これからクラブの活性化に努めるだけではなく個人、個人が新入会員を入会させていただきたい。
クラブ会長へのよろしくお伝えいただきたい。ロータリー情報の提供、プログラムへの参加を奨励していただきたい。
以上

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