■「ムーアの法則」が示すITの未来■
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ムーアの法則とは・・・
世界最大の半導体メーカーとして知られるインテルの創業者の一人である
ゴードン・ムーア氏が1965年に提唱した、経験則による半導体技術の進歩に関する予測のことで、「半導体の性能は、一年半で二倍になる」という法則です。
しかし、現在では、
「あらゆるIT関連製品のコストは、年率30%〜40%で下落していく」
という広義な意味を持ち合わせるようになったと言われています。
■同じ価格の製品の機能や性能、使いやすさが向上する
↓
■その製品分野が成熟する
↓
■顧客にとって必要十分な機能が満たされる
↓
■価格が一気に下落する
という流れがおきており、製品価格が下落するという始まりではなく、
製品コストが下がるというロジックが生まれているのです。
ITが本当の意味で進化し、浸透していく土台には、
ムーアの法則が示すように、価格に対する性能が、とてつもない勢いで
向上していくという背景があるといえます。
ムーアの法則は、科学的な実験や実証データを元に唱えられたものではありませんが、今もなお、急速な発展を続けるIT分野の基盤法則として理解されています。
この法則が、どの時代まで有効であるのだろうか?と意見が交わされていますが、近年の大きな変化の根本法則であるという事実は変わらないといえるでしょう。
※参考文献「ウェブ進化論」著:梅田望夫
H.sugitaより

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