2008/11/27
「生徒が生徒を募集中!?」イノウエミホコ著 読書感想
季節風会員イノウエミホコさんのデビュー作。通いなれ親しんだ個人塾の生徒を集めるために、子供たちが知恵を絞ってキャッチコピーを考え出す、というお話で、コピーライターである著者の実体験を生かしたであろう作品です。いろいろと思い巡らせ、行動しながら学んで、最良のコピーという一つではない回答を探り出していく過程は、どこか、ミステリーや推理モノにも似た面白さがあります。

本書が一冊余りましたので、一名様に差し上げます。
理由は「大ドロボウ石川五十五えもん」と同じです。
ご希望の方は、メッセージを下さいませ。
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本書が一冊余りましたので、一名様に差し上げます。
理由は「大ドロボウ石川五十五えもん」と同じです。
ご希望の方は、メッセージを下さいませ。

2008/11/24
プレゼントのお知らせ 童話
今日、吉田純子様より「大ドロボウ石川五十五えもん」が贈り届けられました。以前紹介した通り、既に購入済みですので、本書を先着一名様に差し上げます。ご希望の方はコメントを下さいませ。(これについては、吉田様にも連絡済みです)
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2008/11/18
やぶ坂に吹く風/高橋秀雄・作 読書感想

二〇〇六年刊行『父ちゃん』の続編である。昭和三十年代の庶民の生活を、時にはユーモアを交えながら、飾らない文体で描写した、味わい深い作品だ。
個人的に印象深かったのは、ほうき屋泥棒が捕まった、ということを聞いたときの良夫の反応だ。
犯罪をなじるのではなく、
『ほうき屋の中学生の息子は、これからどうなるのだろう』(P117)
と言わせている。
良夫を通じて語られる、著者の眼差しが優しい。

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