大変お世話になった人が亡くなった。
あの時にきちんと会いに行けば良かった。
それだけはとても悔やむ。
いつも笑顔で迎えてくれて、一緒にお酒を飲み美味しいご飯をご馳走になった。
泊まらせてくれた。
酔っぱらって時にはお説教みたいな事を言われてその時は素直に受け止められなかったけど、今思えばそれもまた、幸せな出来事だった。
もう家に行っても、いつも定位置のあの席にあなたは座っていない。
可愛い笑顔では無く、ちょっと畏まった顔の写真しかないんだろう。
親戚では無いけど、納棺に行かせてもらった。
初めて見る、目を瞑った顔。
哀しくて、あんまりみれなかった。
私はあなたの笑った顔しか知らなかったから、戸惑ってしまいました。
胸の上で固く握られた両手と、足を拭かせてもらった。
久しぶりの再会が、こんなにも寂しくて哀しい形になるなんて。
もう骨になってしまったから、生き返る事は無くなってしまった。
今度、あなたの笑顔を思い出しながら遊びに行きます。
たくさんの笑顔とお話、愛情をありがとうございました。
どうかゆっくり、天国でお酒でも飲みながら、いつまでも笑顔で過ごしてください。
そして私は、あなたに胸を張って、報告出来る日が来るように、努力して生きます。
ありがとうございました。

0