サイカチ  植物

相馬地方でサイカチがみつかりました。

原町区に以前、3本並んであった大木が伐採されてから、生育確認がありませんでした。

生育確認がなかった期間は25年間くらいではないでしょうか。

その間に旧鹿島町、南相馬市、相馬市で、新たな市史編纂のための植生調査が行われていますから、見落としがあったということになります。

何度通っても見落とし、見逃しが起きるのですよね。

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サイカチはマメ科ですから、ハリエンジュの葉によく似ています。

ハリエンジュと間違って見逃していたのかもしれませんね。

すごいトゲは枝の変化したもの。

サイカチマメゾウムシと共生関係にあり、たいていの莢には穴が開いています。

サイカチの豆はとても堅くて、ちょっとやそっとでは発芽できません。

ゾウムシにかじられて傷がついたところに雨が降ったり、川に落ちて初めて水分を吸うことが出ます。

そのためと思われますが、たいていは流れの縁に分布しています。

ゾウムシに齧られても水分吸収できない場合は、豆はゾウムシに喰われてしまいます。

おもしろい関係です。

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上の写真は2017年に宮城県で採集したサイカチの莢です。

莢はサポニンを含んでいるので、水に浸けると泡が出ます。

水の中で莢を揺すると、さらに大量の泡ができます。

昔は、石鹸ができてからも、アルカリに弱く傷んでしまう絹物はこの泡で洗濯していました。

シャンプーにもこの泡を利用していたということです。

これまで宮城や岩手に出かけないとサイカチは見られませんでしたが、今年からは地元で見ることができます。

伐採などの憂き目にあわないよう、ほっといてほしいものです。





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