ハナミズキ  植物

昨年、通りがかりの庭の塀の上から1個だけのぞいていた赤い実をハナミズキのものと間違えたことがあります。

それはサンシュユだったのですが、花の構造を想えばハナミズキの実じゃないことがすぐに分かるはず。

思い込んでしまったからには、ちょっとやそっとでは塗り替えられない怖さを身をもって知りました。

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ハナミズキの実が赤くなっていたので、今回はきちんと撮影してきました。

すると、Yちゃんが、あっちのハナミズキにアオダイショウがいたよ、なんていうのです。

街中の街路樹ですよ。

車の中から見えたというのですから、たいしたものです。

駐車場に車を置いて200mくらい歩いて戻ってみました。
まったく野次馬根性まるだしですw。

ヘビが嫌いではない人は探してみてください。

嫌いなかたはここから引き返してください。

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1mくらいありましたが、表情がまだ幼いですから3歳くらいかな。

ヘビは半年くらいは土の下ですから、経験量はさほどじゃないでしょう。

ネコの3年とヘビの3年では、歳の取り方が大違いでしょうね。



海の菊 山の菊  エッセー

現在、原稿の整理中です。

本日は旧歴9月9日、重陽の節句です。

ちょうど2017年10月16日に書いた原稿に昨夜、手を入れたので、たまには長い記事をご一読ください。



海の菊 山の菊

 菊の季節だ。車で走っていても、窓をあけていると菊の香りが入ってきて、瞬間、どこか近くで咲いている菊の花を想像することがある。

 我が家の庭では、浜菊が今さかりである。ここに越してくるとき、友人の庭から一枝記念にもらってきたものが、十年の歳月をかけて今は大きな二株になり、白い花を咲かせている。改良の手の加えられていない植物は、ほとんど手入れらしい手入れなしに、毎年きれいな花を咲かせてくれるのがありがたい。

 ハマギクは青森県から南に自生するが、福島県のいわき市から茨城県北部が南限である。この時期、浜辺を歩くと、そこここにハマギクの群生が見られる。そろそろサケの遡上も始まっていて、勝手に採ってはいけないことになっているのに、監視の青いヘリコプターが遠ざかったのを見透かして、崖下で鮭釣りをしている人たちもいて、そんな人たちの背後で、ハマギクは風にゆれながら清純な香りを放っている。

 ハマギクの茎は太く、木になっていて、上部で枝分かれし、その枝ごとに花をつける。マーガレットの花を、そのまま大きくした形を想像してもらうとよい。一枝を切り取ると、数輪の花がついていて、花瓶に移しても花もちがよく、二週間くらいは平気で元気でいる。

 庭にはほかにアワコガネギクという山のキクと、かなり古典的な日本の園芸種のコギクがある。アワコガネギクは図鑑ではキクタニギクとなっている。花の色は黄色で、大きさは手の親指の爪くらい。しかし、このキクは枝分かれがさかんで、花が小さいとはいえ、枝分かれした全体をおおうほどにたくさんつくから、一見、金色の泡でおおわれているかのようなのだ。名前のゆえんだろう。

 アワコガネギクが咲くと、庭は突然にぎやかになる。香りが強いのでたくさんの小さなアブがやってくるのだ。花から花へ移動するアブたちは、金色にけむるキクの大地からちょっと空中に浮かんでは降り、浮かんでは降り、そのたびに秋の陽射しにきらきら輝く。その光景は平和で美しく、この星の理想の形をかいま見せてくれる。

アワコガネギクはまた、花が小さいので、秋の夜の歯にしみとおる白玉に浮かべるにはもってこいのキクである。キクの花びらを酒にひたして香りをつけたものもいいが、花を一輪まるごと浮かべるのも楽しいものだ。まるで、盃の中に小さな太陽がいるかのようである。

 こうして遊んでいるうちに秋は深まり、霜が降りるころに咲くのがもう一種の古い日本菊である。このキクは寒さにあたらないと咲かないようだ。そうして霜枯れて殺風景になった庭で、一人、暮れのころまで咲きつづけている。毎年、花の色が変わるのもおもしろい。今年はどんな色で咲くのやら。





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