国道399号線  植物

昨年の8月初旬ころから開けなくなっていたHDDやCD、DVDなどの回復作業を続けています。

昨夜は2000年ころのブログの回復ができました。
その中で「国道399号線とソクラテス」というタイトルがあり、内容がどうにも想像できないので開いてみました。

どんなことを書いていたのだろう・・・

以下、コピーです。 


西風に梢がゆれて、空は快晴。行楽日和だ。
東北自動車道は早くも40kmもの渋滞らしい。
昨夜、「明日から三連休だな」とか、「行楽の季節だなあ」などと考えていたら、この春にとうとう全線走破した国道399号線のことが思い出された。

すると、突然、ソクラテスが頭の中に出てきた。

この町から福島市に抜ける県道の一部は、国道399号線と重なっている。
399号線は、太平洋に面したいわき市から、温泉やブドウで有名な山形県の南陽市まで続く国道である。
車の運転免許を取ってまもなくのころから、この道をいつか全線走ってみたいと思っていた。

しかし、ほとんどが山中を走る道である。所によっては、これが国道かと驚くほど古い道であったり、こんな所をも国道が走っているのかと逆に感心していた。
昔々は、戦時の徒歩(かち)道であったのだろう。

いわき市から南陽市までの距離は、一日で走ることも可能だが、我が町はその途中にあるので、一気に全線を走るとなると、行きつ戻りつしなければならない。
気分的にかなりしんどい。それで、細切れに走る計画に切り替えた。

だがそれでも、飯坂から先の山道はなかなか走る機会がやってこない。
山越えの途中にある稲子峠を越えるほうが近道なので、どうしても峠から先の山形県高畠町までの399号線が走り残ってしまうのだ。

いつかいつかと思っていたら、突然、今年の春にチャンスがやってきた。
福島県と宮城県の白石市とをつなぐ近道が、途中の稲子峠の工事で通行止めになったのだ。

稲子峠はその昔、伊達藩の足軽が山守として住んでいた村で、現在でも数軒が戸口を開いている。近くには見事に育った杉の林があったりするのは、当時の植林の名残なのだろう。林の中に苔むした墓も見られる。以前、カモシカに出遭ったのも、この村の近くであった。

思いがけない道路工事により、国道399号線は、思いがけなくも全線走破された。

哲人ソクラテスが、獄中でドクニンジンのジュースをあおって死んだのは、紀元前399年であった。
昨日書いた植物毒のことに、399がどこかで重なって、ソクラテスが出てきたのに違いない。脳というのは、当の本人にとっても本当に得体が知れないものだ。


 40字×27行 1080字  原稿用紙換算枚数 三枚

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