ハマハコベ  植物

古株で、しかも栄養満点。
生育場所の環境が最適で巨大化したウミミドリ。

そう思っていたら、K先生からのメールでハマハコベの可能性があると知った。
2007年にみつけたHさんが2009年の『東北植物研究』に発表されているそうだ。

図鑑にあたると、花盛りの写真ばかりでイメージがだいぶ違う。
ネット検索では葉ばかりの状態の写真もあり、似通った群落を作っている。

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この個体群に出会ったのは母がまだ元気だったころなので、10年前くらいだ。
何度か撮影もしているが手元に残っている写真の一番古いのは2008年12月23日である。

もちろん最初からこんなに見事な群落ではなく、10cmくらいの枝を2本ないし3本ていどの年の姿も撮影している。
この個体の若かりし頃の写真は、開かなくなったCDには多分残っているだろう。

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10cmくらいのそんな状態を見ていたので、ずっとハマボッスだと思い込んでいた。

ただ、最初の出会いの時から違和感はあった。
枝を垂直に立てず、横に倒したような形で伸ばす点。
緑が鮮やかな点。
ハマボッスは花を終えるとさっさと休眠体制に入るのに、葉の緑が初冬まで残っている点。

そういえば、花の時期は一度も見ていない。
花が咲いている時期を見ていれば、ハマボッスでないことは一目瞭然だったのに。
ハマボッスはサクラソウ科。ハマハコベはナデシコ科である。

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このハマハコベは2年前の大津波をまともにかぶった位置にいる。
思いがけなく14日に再会してびっくりした。

よくまああの津波をしのいだものだ。
しかも以前より俄然旺盛ではないか。

隣にとてもきれいなコウボウムギの雌株が暮らしていたが、彼女の姿はない。

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3月11日時点での相馬地方のハマハコベは砂浜に顔を出しているか、いないか。

来年は顔の出し始めや花の時期の姿を見にゆくことにしよう。

2008年12月23日撮影
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