クワ  植物

明日は大潮・・・と思った途端、ふと思い出しました。
今日は旧暦6月1日。

養蚕をやっていた時代、相馬地方では旧暦6月1日はムゲの日で、この日は桑畑には入らないという約束がありました。

由来は分かりませんが、6月1日は桑畑には剥けた人の皮がたくさん掛かっている日で、人は入ってはならない日となっておりました。

人が脱皮した後の抜け殻みたいなものかなと父は考えていたそうですが、桑畑には近づくことさえしなかったそうです。

また、「ムゲ餅」をついて神棚に供えた日でもあります。

ムゲの日、ムゲ餅の「ムゲ」は、6月の略語ではなく、「剥け」がなまったものと私は考えています。

発音はムにもゲにもアクセントをおかず、ムもゲも平らに発音します。

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この時期はちょうど春蚕(はるこ)があがり、繭の代金をあてに家族の浴衣などを新調し、近づいているお野馬追い祭りを指折り数えて、楽しみに待っていた時期です。

春蚕のために桑の葉はほとんど使われており、夏蚕を入れる8月初めころまでに新しい葉を展開させねばなりません。

桑の木の畝間の草が伸びすぎると、陽射しをさえぎり日照時間も減り、新しい枝や葉の展開が遅れます。一日でも早く畝間の草取りをしておきたい時期なのです。

この草抑えの耕しは「切り後うない」と呼んでいました。

しかし「ムゲの一日」ゆえ、桑畑に入ることはできません。

父の場合は、蚕のために桑は大切な木なので、少しでも早く「切り後うない」をしたかったのだが、2〜3日は桑畑に入らなかったと言っています。

養蚕が全盛の時代、桑畑の桑は年に3度も切り戻されますから、上の写真のような大木は見られませんでした。

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余談ですが、相馬地方の養蚕には、結城亀太郎という人が深くかかわっております。
会津の出の人で、馬場野に居を構えていたそうです。

この方は時々養蚕の講座を持ち、その時は多くの人が聞きにやってきて、立ったまま聞きいる人も出るほどぎっしりだったそうです。

結城亀太郎氏については調べようと思いつつ、まだやっていません。
インターネットでの検索ではみつかりませんでした。

養蚕全盛のころは茅葺屋根で、萱の葺き替えは10年に1回の順巡りでした。
この亀太郎氏は実家の屋根の葺き替えの時、弟子を何人か連れて手伝いに来てくれたそうです。

そのお礼に米でも届けようと思っていたのに、ついに行きそびれ、そのままになってしまったのが心残りだと、父は88歳になった今でも言っています。
それほど人々に慕われ、尊敬されていた方だったのでしょう。

6歳上の姉は結城亀太郎氏を知っていて、中学の時、亀太郎氏のご子息に英語を習ったと言っています。

もう一つ余談。
クワの果実をクワゴと言いますが、クワゴでジャムを作るとブルーベリージャムのような濃い紫色になります。

これをヨーグルトに入れてかき混ぜると、暗い紫色の渦巻きができます。
ハルモモさんはカップの中のこの絵を、暗黒星雲と呼んでいました。



いがりまさし写真展 御礼  

いがりまさし写真展、おかげさまで300人余の鑑賞者があり、盛会のうちに昨日で終了いたしました。

後援くださったNPO法人 フロンティア南相馬さまには特別にお世話になりました。
御礼申し上げます。

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写真展はこの後名古屋大学総合博物館に移ります。
期間は7月12日から19日までです。

今日は私もボランティアでピアノコンサートのお手伝いです。
東京在住のピアノ教室の先生たち3人が市内の青葉幼稚園で、子供たちと音楽で楽しい時間を過ごします。

大人向けの演奏は10時半ころからです。
ぜひお出かけください。

ご一行様は午後からは市内の介護施設「デイズくにみの郷」でも演奏いたします。

今日も暑くなりそうですね。
湿度が高いので大変です。
どうぞ熱中症などにお気をつけてお過ごしくださいますように。




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