2013/3/8

ボストン美術館 日本美術の至宝  美術

いつの間にか冬の寒さが去り、
福岡はすっかり春の陽気になりました。

いかがお過ごしでしょうか?


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※ぶろぐるぽにエントリーしています。
 ロゴが入っている写真は九州国立博物館の提供です。
 転載はご遠慮ください。
 なお、3/17までの展示が終わりましたら写真は削除します。
 



まだ寒さの残る先月、九州国立博物館で行われている
『ボストン美術館 日本美術の至宝』展に行きました。


この展覧会は、まさにタイトル通り
『日本美術の至宝』たちの里帰りです。

いろいろな理由で
日本の貴重な文化が流出してしまったのは残念ですが、
海外で大切に保管してくださった収集家が多く、
戦災や自然災害で失われなかったことは本当に幸いだったと
前向きに考えられるような素晴らしい展覧会でした。


どちらかというと西洋美術が好きだったのですが、
21世紀に入ってから不思議な縁が重なり
今ではすっかり日本美術の虜です。

最初に興味を持った日本美術が江戸絵画だったこともあり、
曽我蕭白の『雲龍図』を是非観たいと思っていました。
(他は特に下調べもせず会場に行ってしまいました)



 ◆ ◆ ◆



第1章 『仏のかたち神のすがた』

最初の展示は仏さまや神さまを描いた絹や麻の布絵。
何と、8世紀頃の作品も。
日本の悠久の歴史に想いを馳せずにはいられません。



第2章 『海を渡った二大絵巻』

写真は12世紀後半の『吉備大臣入唐絵巻』。
4辺を使って展示された作品の全長は25メートルもあります。

何度も繰り返し観てしまうほどユーモアのある可愛らしい作品で、
場面展開の巧みさは絵巻物と言うより上質な紙芝居のようでした。

今回観た中で一番好きな作品になりました。



第3章 『静寂と輝き
    〜中世水墨画と初期狩野派〜』

背景の渋い金色と
鮮やかな色彩のコントラストがとても美しかったです。
金屏風の優美さを堪能しました。



第4章 『華ひらく近世絵画』

長谷川等伯『龍虎図屏風』の虎が猫っぽくて可愛かったです。

日本画の動物は可愛らしく描かれていることが多いですね。
しかもペアが多くて、思わず相棒を探してしまいます。



第5章 『奇才 曽我蕭白』

通路から突然真正面に広がる『雲龍図』は圧巻でした。

巨大さと筆の強さにまず驚くのだけど、
よく観るとやっぱり龍の顔が可愛らしくて愛嬌がある。

10メートルの幅をずらーっと歩いて、
手を観たり、しっぽを観たり、また顔に戻ったり。
飽きずにずっと眺めていました。



観終わって数日経っても、
図録を観ながら溜息をつくほど素晴らしい展覧会でした。

会期は3/17(日)まで。

まだの方は、是非行かれてくださいね♪



 ◆ ◆ ◆



会場入ってすぐの解説パネル両端に誰か居る?
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吉備真備さんと阿倍仲麻呂さんが聴き耳を立てておられる
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「いざ参らう」と
正座したまま空を飛んで行かれるお二人に一目惚れ
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日本人独特のユーモアは
平安時代にはすでに確立していたものと思われます。

歴史が長い国って素晴らしい。




九州国立博物館のホームページはこちら










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