2006/6/7

もうひとつのまなざし  写真

会社帰りに、どうしても本屋さんに寄りたくなりました。

その日も不思議な声に呼ばれたような気がしたのです。
(オカルトの話じゃないのよ。念のため)



写真集の棚に並んだ中から、迷うことなく1冊の本を手に取りました。

呼んでいるのはこのヒトらしい。

タイトルは何の数字かなぁ、と思いつつ ・・・



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発売されたばかりのアーウィット写真集でした。

タイトルの 『1/125』 は、彼が一番愛するシャッタースピードのこと。

今回はビニール掛かってなかったので(ばく)中を眺めてみると、
彼らしいと感じる微笑ましい写真がたくさん載っていました。
FAIRGROUND ATTRACTION のジャケット写真もありました。



ページをめくるうちに1枚の写真に目が留まりました。

見開き右ページの、何かに伏せた女性の写真です。



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注釈を見た瞬間に涙が溢れたことをはっきり覚えています。

被写体と撮影者の心が私に伝染したかのような感覚でした。



彼女は、息子のお墓の上に泣き崩れていたのです。



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息子の名は ロバート・キャパ

40才の若さで戦場に散った、真のジャーナリストでした。 





私が意識的に関わらないようにしていた写真家は、彼です。

彼の真摯な瞳に写し取られた戦場を見るのが怖かったのです。



でも、出逢ってしまいました。

もう逃げません。





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