今日開かれた財政福祉委員会では、クオリティライフの癌陽子線治療施設の白紙撤回に伴い質疑が行なわれた。そもそも公開討論会をやって決めるというが、こうした手法に問題がある。専門家の話を聞いて賛否を問うといっても、素人判断で医学の分野の話を市民が本当に決められるであろうか?負託を受けた市長が政治判断で賛否を決めるのならまだしも、これまで議会の場で様々な角度で議論をしてきたものを一部の市民がNOといったら議会制民主主義の原則に反する。
そもそも市長だって医学の分野では素人のはずだ。単に採算性だけでいっているなら公共の医療はどこも成り立たない。医療政策は、パフォーマンスや悪戯に政争の具にしてはならない。医療は、継続性や持続可能性などが大切である。市民の生命を守ることが最大のミッションである。減税のツケというなら言語道断だ!
当の河村市長は、ドラゴンズ戦の始球式に登場。そんなことは気にもせず上機嫌だが、パフォーマンスだけは一流だ。
