開業明治15年の日本で最も古い上野動物園を調査に訪れた。1972年には日中国交回復を記念してパンダが送られた。世界的にも代表的な動物園として知られ、来園者数は日本一であるが、ピーク時では年間350万の来園者があったが、おととしパンダが死亡していなくなってからは290万人にまで減少し、2位の旭山動物園の277万人に迫られた。東郷も子どもの頃、空前のパンダブームが沸いた頃、見に行った記憶があるが、今も子どもたちには大人気である。
パンダのレンタル料は年間1億円というが、石原都知事はカネを払ってまではいらないと受け入れに消極的であったが、今年4月に2頭のパンダが送られたことにより入園者数は1.5倍ペースとなっている。入場料収入でパンダのレンタル料を十分ペイするとのこと。上野のパンダがいるという潜在的なブランド価値が付加され、関連グッズなどの経済効果も大きい。
また“ホッキョクグマとアザラシの海”が10/28に自然に近い形でリニューアルオープン(写真)をした。従来のスペースの約3倍で海に潜ってえさを捕獲する様子などが楽しめる行動展示となっている。
その他、園内施設の広告掲示やサインボードなど調査を行なった。昨年11月定例会の本会議で東山公園においてもえさ代の確保策として広告を募集したらどうかとの提案を行なった。都市公園条例の改正などが必要であるが、上野動物園では全国で唯一、企業からのタイアップで広告掲示における収入の確保に取り組んでいる。
