早稲田大学大学院の公共経営研究科の「行政経営研究(北川正恭教授)」の講義の中で名古屋市政について話をさせていただく機会をいただいた。主に自治体職員や国家公務員、国際機関やシンクタンクの研究員などが対象。
全国からの注目を集めた名古屋市議会であるが、これまでの河村市長になってからの議会改革の取り組みや一体、あのリコールとは何であったのか?そして、出直し選挙後の名古屋市政の現状についてお話をさせていただいた。また大阪のダブル選挙についても大阪都構想や中京都構想の問題点、地域主権の国と地方のガバナンスのあり方について話をした。
北川教授からは、河村市長の誕生によって“劇薬”であったが、ある意味、議会も覚醒したとの評。長年、閉鎖的で役所内部から市長を出し、相乗りのオール与党による護送船団で選挙を支援し、談合で議会運営を行なってきたことで有権者が「変革」を望んだ結果である。しかし、一方で名古屋市議会の改革については、昨年度、早稲田大学マニフェスト研究所の調査による全国の議会改革度ランキングで17位となった点に評価をいただいた。今後も日本一の改革議会となるよう不断の改革に取り組んでいきたい。
