3・11の東日本大震災から7ヶ月が経ったが「証言!東日本大震災の救助活動〜守山第十師団の災害派遣自衛隊員の体験」と題して浅野公雄自衛隊愛知地方協力本部守山地域事務所長が基調講演を行なった。
映像を基に東日本大震災の被害の生々しい実態、とりわけ遺体の捜索や収容などの過酷な任務、民生支援など被災者とのやり取りを踏まえ、絶望と希望のありようについて、救助活動の最先端での体験を報告いただいた。第十師団からは、延べ800名の隊員が災害派遣で現地での活動に当たった。222名の方を救助した他、1500名の遺体を収容した。また先般、紀伊半島を襲った台風12号や守山区、春日井市の庄内川流域における水害でも災害派遣の要請を受けた。国民の生命や財産を守るという崇高な使命をもって任務に当たる自衛官の皆様に心から感謝の気持ちを送りたい。東日本の震災でも現地での自衛隊の活躍は高い評価をいただいたが、日夜、高度な訓練に隊員が励んでいる様子も伝えられた。
