25日守山元気まつりが行なわれた。今年は、東日本の被災地復興を願い守山の元気を送ろうと岩手県の農産物を販売するブースも出店した。河村市長の挨拶は、台風15号には触れたものの「守山は自然がいっぱいでええけど自然はおそがゃい(怖い)」と東日本の震災や台風15号によるお見舞いの言葉は一切ない。さすがに減税の話はなかったが、相変わらず小幡学区で実施している地域委員会の話で失笑すら聞かれた。クス玉のテープカットでは、区長の合図の前に市長が紐を引っ張ってしまい台無しに・・・クス玉割りに参加した地元小学生の代表はがっかりした様子であった。さて河村市長も最近、防戦一方で精彩を欠き元気がない。昨年、リコール署名をこの会場でも集めていたが、なんとなく顔色も浮かない。人気にもどうやら陰りが見えたはじめたようだ。
さらに市長の悪戦苦闘は議会でも続く。議会報告会をめぐっては、「市民からの開催を求める請願」に異議申し立てを行なったが、本会議採決では幹事長である田山氏が賛成、6名が退席と1枚岩ではない。もともと三大公約以外は、党議拘束をかけないとしながら、事実上「反対」をするよう呼びかけた。海外視察も断念したが、一部議員からは「来年は行けるよね?」との声がもれ聞こえてくる。また所属議員にマスコミの個人取材を禁止し、北朝鮮を彷彿させるかのような言論統制までも・・・目玉公約の減税条例も暗雲が立ち込めている。「住民投票」といってはみたものの二転三転、完全にハシゴを外された格好だ。これから決算審議の中で減税も地域委員会も問題が山積し、前途多難だ。
