総務環境委員会において議会報告会開催を求める請願が採択された。請願者は、桜井治幸元市議であるが、一市民の立場で、開催を強く求めるもの。減税日本所属議員の内、玉置議員(千種区)と鈴木議員(天白区)が請願に賛成した。これを受けて中村議長は、河村市長に対して、9月議会で議会報告会の開催費用約1700万円を予算計上するよう求める。
これまでも議会報告会の開催を求めてきたが、河村市長は、各会派や個々の議員でやるべきと平行線の議論が続き、過去5回とも見送られてきた。しかしながら、議会報告会は、議会基本条例にも、市民に対して積極的に情報公開に努めることと明記されている上に、市民参加のための重要な機会でもあり、議会全体で行なう報告会は、会派や議員個人で行うものとは別に「市民の知る権利」を制度的に保障するものである。
河村市長の肝いり施策の地域委員会の意見交換会などは、6月定例会の議決を覆してまで強引に推し進めようとするが、いかがなものか?議会報告会は、条例で明記されているばかりか、議会で請願として採決された以上、紳士な対応をすみやかに願いたい。
(写真は、6/17CBCイッポウより)
