国会では野田総理が首班指名選挙で誕生したが、政権交代からちょうど2年経った。そこで民主党マニフェストの主な物について検証してみた。
@ムダ遣い
■国の総予算207兆円の全面組み換え〜×事業仕分けで脚光を浴びたが概算要求の3兆円に留まっている。
■企業団体献金の禁止〜×全く手付かずばかりでなく、自粛を解除。
■衆院定数80削減〜×全く手付かず。議論すらない。
A子育て・教育
■中学校卒業まで子ども手当て月額26000円(年間31万2000円)支給。〜×事実上の公約撤回。
■高校無償化〜△導入したが、今後、制度の維持が出来るか?
■大学奨学金の大幅拡充〜×具体的制度なし。
■教育の向上(教員6年制:修士課程に)〜×全く手付かず。
B年金・医療
■年金の一元化、月額7万円の最低補償年金〜×全く手付かず。財源の目途なし。
■後期高齢者医療廃止・医師の数1.5倍〜×具体的議論なし。
■介護報酬月額4万円引き上げ〜×全く手付かず。
C地域主権
■地域主権、地方の自主財源確保〜×地域主権戦略会議で議論しているが、具体的成果なし。
■農家の戸別所得補償制度〜×規模が不十分。震災により今後、制度の維持が困難。
■高速道路無料化・暫定税率廃止〜×事実上の公約撤回。
■郵政事業の抜本見直し〜×全く手付かず。
D雇用・経済
■法人税率を11%に引き下げ〜×全く手付かず。
■最低賃金時給1000円〜×全く手付かず。
E自立した外交・防衛
■普天間基地移設〜×県外移設断念、事実上の公約撤回。(自民党案を採用)
■拉致問題の解決〜×全く進展なし。
■東アジア共同体の構築〜×全くお手上げ。
F消費者・人権
■災害や犯罪から国民を守る(危機管理庁創設)〜×東日本大震災の対応の遅れ。想定外と危機管理能力の欠如を露呈。
■取調べの可視化〜×具体的進展なし。小沢氏が自らの冤罪を主張しているが・・・
