本会議一般質問が今日から始まるが、突如、投げ出しともいえるような河村市長が、辞職を表明。来年2月の知事選挙との同日選を狙い、再出馬をするとのこと。リコール署名が集まらなかった責任を取ってというが、現在、縦覧を行なっており、確定したわけでもないのに何故このタイミングでか・・・来年度予算編成に向け、市政の混乱の挙句、市長不在で、さらなる迷走を続けることになる。来年度、予算は骨格予算となり、減税など河村市長の一丁目一番の公約でもあるが、これら政策的経費は見送られることになる。11月定例会の開会中、しかも本会議の初日、今後、一体何を審議すればよいのか!
市長としての任期もまだ2年半も残し、全く大義がない。大村氏の援護射撃のためか、新しい知事を決める県政にも混乱をきたす。これにはさすがに民主党の岡田幹事長も、河村市長が辞職して再出馬することに「全く大義のない選挙で究極の税金の無駄遣いだ。(前回河村氏を)推薦したが不明を恥じており、怒りを禁じえない」と異例ともいえる激しい批判をした。自民党県連も大村代議士に対して、党規委員会を開き「除名」処分とし、党本部に上申することを決定した。大村氏は、県連会長や内閣府副大臣を歴任し、河村市長の対抗馬であった細川候補の選対本部長も務めた。大村氏は河村市長を「究極のポピュリズム」と事あるごとに批判していたが、その言葉をそっくりお返ししたい。まったく節操がない。
