尾張旭市で開かれた「創ろう、新あさひ21」の総会でご挨拶させていただいた。尾張旭市は、守山区に隣接し、名古屋市のベッド・タウンともいえる人口8万人の都市。守山区とは、名鉄瀬戸線沿線で結ばれ、警察署の所管も同一管内となっている。また、森林公園など市境にまたがり、地域・生活コミュニティとして交流も盛んな地域である。来賓として名古屋市政の現状についてお話をさせていただく機会をいただいたが、リコール問題については、関心も高いようだ。尾張旭市も厳しい財政事情の中で、行政改革に取り組んでいる。税収が大幅に減り、歳出が増大する傾向は同じで、高齢化により社会保障関係費(医療・介護・福祉)の増大が著しい。
西村章夫名古屋学院大学元学長・名誉教授(写真左)は、経済学者の立場として8万人規模の自治体運営は非常に厳しい。地域主権がいわれているが、国は小さい政府を指向し、地方の自治体のあり方としては、30〜40万人程度の自治体が行政効率からして妥当との見解を示し、名古屋市との広域行政のあり方を提言いただいた。
