守山自衛隊協力会の総会が駐屯地で行なわれた。会長を務める鈴木政二参議院議員が講演を行なった。
北朝鮮の後継問題や普天間基地の問題、日中関係について語った。特に尖閣諸島をめぐる中国船の衝突をめぐる政府の対応を批判。尖閣は、歴史的にも国際法上も日本固有の領土であるが、毅然とした外交方針が定まっておらず、国家の主権に関わる問題だけに、戦略的にも稚拙さが浮き彫りとなった。今後、11月に日米首脳会談や沖縄の知事選挙があり、再び普天間基地をめぐり、政府は厳しい対応を迫られる。また愛知県知事選挙をめぐる動きや名古屋市議会の問題についても触れた。
さて先日、ここ駐屯地の創立記念日において河村市長は、観閲式の挨拶で開口一番、「楽な格好にしてちょーだゃー」と。隣にいたヒゲの隊長、佐藤正久参議院議員も思わず、「今、何て言ったんですか?」と耳を疑ったようだ。指示命令系統や規律を重んじる自衛隊組織の中で、シビリアン・コントロールが分かっていないのだろう。そして最後は、「減税」の話。またかと失笑が漏れる。自衛官の幹部は困惑した様子であった。
