NHK放送文化研究所の調査・研究のための取材を受けた。法政大学の廣瀬克哉教授と早大マニフェスト研究所の中尾修客員研究員からのご紹介で調査取材をしたいとの依頼を受けた。同研究所は、昭和21年に設立された「豊な放送文化を創造する」という公共放送の役割を追求するためのシンクタンクで国内外の放送事情の調査や各種世論調査、ジャーナリズムにおける様々な学術的調査研究を行なう。
河村市政が誕生後、連日、多くのメディアが名古屋市政を報道している。現在も解散請求署名が行なわれる中、9月定例会が開会され、全国的にも注目を集めている。今回は、東京から同研究所の選任研究員とNHK解説委員にお越しいただき取材を受けた。報道取材ではないため、表面的な事象についてではなく、これまで名古屋市議会がどのように議会改革に取り組んできたのか、減税や地域委員会の政策的課題、リコールの制度的問題点、地域主権のあり方など様々な角度から意見聴取が行なわれた。全国のメディアから注目を集め、ワイドショー的な報道が目立つが、報道機関として名古屋市の状況をジャーナリズムや学術的な視点で検証を行ない、今後もリコールの推移も含めて継続的に調査研究を行っていきたいとのことであった。
昨日は、橋下大阪府知事らが応援に駆けつけ、議会批判を展開したが、残念ながら政策的な議論はない。議会VS市長の構図を意図的に煽ることは、好ましくない。名古屋市議会が注目を集めることはよいが、報道のあり方が問われる。
