民主党代表選挙が告示され、菅総理と小沢前幹事長の一騎打ちの構造となった。急速な円高で厳しい経済状況下で、またネジレ国会で政局含みであるが、国民不在、政策不在の権力争いのように見える。他党のことなので論評は避けるが、総理大臣を選ぶ選挙なので、国民の前でわかりやすい政策議論を期待したい。
雇用経済対策をどうするのか?社会保障と消費税の議論や8月末期限とされていた普天間基地の問題も先送りされたままであるが、今後、横浜で開催されるAPECでオバマ大統領の来日を予定している。また11月末には、沖縄県知事選挙が行われるが、どうするつもりなのか?企業団体献金の廃止など政治とカネの問題はどうなったのか?全く見えてこない。
それにしてもあの“伝書ハト”は一体何なのだろうか?総理を辞めた後は、影響力を行使すべきではないといって、一旦は次期選挙で引退を発表しながら、北方領土返還のために頑張りたいと事実上、引退を撤回。キングメーカー気取り???なのか、仲介役を買って出たのはいいが、菅氏支持→やっぱり小沢氏支持→いやいやトロイカ・プラス1体制と対決回避を模索→結局、小沢氏支持と二転三転。ひとりピエロを演じている。
