ローカル・マニフェスト議連の勉強会が、長野市で行なわれた。北川正恭早稲田大学大学院教授が「地域主権時代における地方議会の役割/マニフェストと地方分権」と題して講演を行なった。名古屋市議会の混乱にも触れ、河村市長の手法がすべて正しいとは思っていないが、主権者の多くは、地方議会が何をやっているのか分からないとか、要らないと思われていることも事実。二元代表制において議会と首長が、対立ではなく、善政競争することで議会のプレゼンスも問われるとのこと。
北川教授は、地域主権戦略会議のメンバーであるが、2013年の地方自治法改正に向けて、地方政府という概念を取り入れながら、本格的に地域主権について議論していくことになるとした。そのために立法機能を高めるための制度的見直しを行ない、権限を委譲していく。今後、大きく時代が動くことになる。そうした中で、国と地方のガバナンスのしくみを整備していく必要がある。
続いて、法政大学の廣瀬克哉教授が「自治基本条例と議会基本条例/二元代表制からみた自治立法権」と題して講演。その後、6班に分かれてのグループワークを行なった。
写真は、恩師である元祖改革派知事の北川教授と。
