本会議2日目、通算10回目となる質問に立った。今回は、通告の通り@南京市との友好促進A陽子線がん治療施設B守山スマートICの整備について質問を行なった。
さて、最も注目を集めたのがクオリティーライフの陽子線がん治療施設についてであるが、市長は、この建設を突然ストップをかけ、かねてより11月末までに結論を出すとしてきた。今日が、その期限となったが、結果は先送り。議会批判や減税、地域委員会につぃては聞かれてもないことまで、“河村節”で饒舌に喋るが、この問題に関しては、何とも歯切れの悪い答弁を繰り返してきた。
市長は、一体、何を迷っているのか?建設中止のアリバイを探しているのだろうか?そもそもこの問題は、様々な議論を尽くし、議会での議決を経て、契約に至ったものである。本来なら11月に工事着工となるものであった。がん患者や市民の期待も高い。松原前市長の進めた4大プロジェクトであるが、東山動物園や本丸御殿、ものづくり拠点
とは次元が全く違う。市長は、税金の無駄遣いをチェックするのが市長の責務というが、それは議会も同じ。しかし、何よりも市民の生命を守ることこそ、政治の最大ミッションであるはずだ。
建設断念をした場合、54億円以上の損害賠償請求が行なわれるが、市長の思いつきでストップをかけておいて、市民の税金で裁判費用や損害賠償を払うつもりだろうか?政治家の言葉は重い。そして決断が求められているのだ。自分のメンツのために先延ばししているのか?もはやこれが減税の財源確保のためのツケというのなら言語道断だ!
*陽子線がん治療施設は、総工費245億円。最先端のがん治療施設であり、傷みや副作用もなく、陽子線を照射することでほぼ完治する。乳がんや子宮がん、頭頚部がんの場合、オペなど切除する必要がないことから期待も高い。年間数百人の命が助かる。
(東海テレビニュース)
