南京市との友好について河村市長と先日、一緒に訪中した横井議員と報告を兼ねての面会となった。議会との確執が伝えられているが、終始穏やかな雰囲気で南京の人民政府から預かってきた焼酎のお土産にご満悦の様子。
政府間交渉では、中々難しい面もあるが、名古屋市と南京市は姉妹友好都市関係であることから自治体間の交流促進の中で歴史問題についても関係回復に努力したいとのことであった。南京市も名古屋市とより一層の経済交流や学術・文化・芸術・スポーツ、観光促進などの交流を望んでいるが、こうした懸案が支障となっていることを肌で感じているようだった。市長自らこの問題についても検証を行ない、解決に向けて行動すると約束いただいた。戦後60余年、こうした問題を直視して新たな関係を築くことは南京市と唯一、姉妹友好都市提携を行なっている名古屋市の役割でもある。政府レベルでは政治マターの話となり解決策が進展してこなかったが、ある意味こうした自治体レベルの交流によって日中友好の突破口となれば意義深いだろう。
両市の友好と発展のために今後も取り組んでまいります。
