「メディアの報道は信じられるか!」と題して名大大学院の春名幹男教授の講演を聞いた。今般の衆議院議員選挙についてもポピュリズム(大衆迎合)でバラマキ公約が目立ったが物事の本質をきっちと報道していないという点で危惧しているとのこと。また裁判員制度についてもマスコミによって世論形成が行なわれ、検察主導の判決が出されている点を指摘するなど大変興味深い内容であった。
メディアが第三の権力といわれるが、官邸の総理の番記者の多くは、20代、30代の若い記者である。有名大学を出ているのだろうが、社会経験の浅い彼らのペン1つで総理の首が飛ぶのだから恐ろしい。
名古屋市政も連日多くの報道陣が押しかけているが、市長VS議会という対立構造を意図的に作ろうとしている。別に河村市長が嫌いとか何でも反対というつもりもない。議会は、二元代表制のチェック機能としての役割があるわけだから、物事の本質を捉えて報道していただきたい。
