2018/12/31

四女さんの言葉  カルト・宗教・犯罪

 今年、自分として最大の出来事はやはりオウム事件の死刑執行です。なんか力が抜けてしまっている、と言うのが率直なところ。

 そりゃ、新たに子供が入信して出家しそうと驚いた親御さん、老親の死亡で「出家者」なのに相続権を主張するオウム側、果ては高齢などでもう看れないから除名するとか言い出しているオウム側とか、酷い話は、まだまだあるんだが。

 何と言っても、麻原教祖の道づれに又12人が死んでしまっんだもの。その一人ひとりを、私もそしておそらく坂本も、彼らこそを救いたかったんだもの。
 なんか力が抜けてしまっていること、ご容赦くださいませ。


 ああ、このブログの下記の日に出した四女さんの言葉など、私が差配していると思った人が結構いるようだが、違うって。改めて読んで重いな、と感じた。

 私の立場―オウム集団になぜか詳しくなってしまったが所詮、家族側でも信者・元信者側でもではない、縁ある被害者ともなった。あの毒の抜けた、社会への恨みという煩悩の抜けた故松本智津夫の顔を見る立場ともなったが、確かに他人ではある。―では、決して出て来ない言葉が続いている。

 信者さん、その他関係者の方、改めて読んでほしいな。
うん「もうオウムは終わりにしませんか」ですね。


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7月6日
 私の実父松本智津夫が多大な迷惑をおかけした被害者の方、ご遺族の方、信者のご家族、元信者の方、刑務官の方、そして世間の皆さまに改めて深くお詫び申し上げます。

 死刑が執行されたことにより被害者の方、ご遺族の方が少しでも心安らかな日々を取り戻せることを心より祈っております。

 松本死刑囚は一度の死刑では足りないほどの罪を重ねましたが、彼を知る人間の一人として今はその死を悼みたいと思います。

 執行はされるべきものでしたが、ただひとつとても残念に思うのはかつての弟子であった元幹部まで6人も執行されたことです。宗教的な理由においても、責任の重さにおいても、今日の執行は教祖一人でないといけなかったと思います。洗脳されて事件に関与してしまった元幹部の執行の是非はもっと議論され熟慮のうえでないと社会に課題を残してしまうのではないかと心配です。

 まだ信仰を続けている信者には、これ以上松本死刑囚の罪を増やさないようにどうか後追いなどしないで、早く夢から覚めてほしいと願っています。

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7月9日
 大雨の被害で亡くなられる方がいる中、実父が最後の最後まで世間をお騒がせしていることを心苦しく思っております。本当に申し訳ございません。

 松本元死刑囚の最後の言葉の件につきましては、指名を受けた私自身が大変驚きました。しかし、それは実父の最後のメッセージなのではないかと受け入れることにします。(メディア問い合わせで補充「当面、東京拘置所保管」を前提にて)

 捏造などではあり得ません。現に聖人化される恐れがあっても遠藤元死刑囚の遺体は教団に渡りました。

 私は自分が他の親族に比べて実父から愛されたとは最後の言葉を踏まえても思いません。ですが、かなり信頼してくれていたのかもしれないというのは思い当たる節があります。実は知る限り彼と最後に接見できたのは私だったからです。

 松本元死刑囚はおそらく最後は一人の人として葬られたいのだと思います。
 私には自分の過去の体験を振り返ると少し彼の気持ちが分かります。信者から神と崇められ、世間から悪魔と憎まれる人生というのはつらかったのではないでしょうか。誰も人として温情をかけてくれないわけですから。

 今、実母と、長女以外の姉弟と、信者たちに言いたいことがあります。
 どうか松本元死刑囚の最後の意向を尊重してやっていただけませんか。彼は自分で始めたことの幕引きをもはや一人ではできなくなってしまったのです。自分の真意を伝えるのが苦手なのもあると思いますが、あまりに事が大きくなりすぎました。

 もう麻原教祖に依存するのは終わりにしませんか。支配されるのは終わりにしませんか。松本元死刑囚のためでもあり、また信者も一人一人の人生を生きるためにです。

 実父はもう麻原彰晃ではありません。

 その荷を死と共に降ろしたいと願った松本智津夫という一人の人間でした。

 松本元死刑囚の罪を増やさないためにも、ご自分が人生をこれ以上台無しにしないためにも報復テロや奪還テロなど絶対にやめてください。今まで松本元死刑囚に従ってきても、これからを彼と心中する必要はないんです。

 彼のためには彼を崇めるのではなく、たくさんの人を傷付けてしまった彼の霊がいつか救われるよう祈ってあげることではないでしょうか。

 もうオウムを終わりにしませんか。社会を憎むのは終わりにしませんか。そして、改めて自分の人生を始めてみませんか。

 残された者が生きて自分と周りを幸せにするのが死者への最大の供養になるはずです。

 どうかお願いします。
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2018/12/28

水俣病説、被差別部落出身説という偽り  カルト・宗教・犯罪

シーハ師の「オウム真理教元幹部の手記」を読んで。

 直接体験したことの記載は貴重なもので、オウム全体のジグソーパズルを完成させる一つになる。「白いイニシエーション」か、それも保存すべきことなのだろう(涙)。

記載は整理されておらず、編集者はいなかったのかな。

それにしても根拠なき記載は困るなあ。90頁の「麻原は同和地区に生まれ、幼少時に水銀入りの魚を食べて左目の視力を失い、右目は弱視になりました。」って、それ間違いです。
一部知識人が嘘八百を流すんだから困ったものです。水俣病云々は、藤原新也氏や森達也氏の「A3」からかな、2人の責任は重い。


 教祖の被差別部落出身説は、偽りです。
これ教祖本人が、その出身で差別に苦しんできた出家者に対して、「自分もその出身だから」なぞと酷い嘘を言って出家させ、やがて罪を犯させたという酷い話だったというのが、法廷証言でも出ていると記憶します。探すのが大変だけれど。

 教祖の水俣病説も偽りです。
森達也氏関係での抗議書や反論として、私のブログ2012.8.20、2016.8.5、に書いてあります。
https://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20120820/archive
https://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20160805/archive

2011.9.3の下記の-9のところ「森達也著「A3」への講談社ノンフィクション賞授賞に抗議-9
https://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20110903/archive?b=7
藤原氏については2009.11.29、の所に書いてあります。
https://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20061129/archive

(森氏記載の教祖水俣病説の偽り)
 7月号の反論では、教祖の視力障害の原因としての水俣病につき「可能性としては極めて低いと考えている」と書き、むしろ否定しているという。
 しかし、A3では、水俣病にからむ記述が数か所の計約十ページにもわたっている。抗議書で書いたとおり視力症状は水俣病の場合とは全く異なるのに、である。「極めて低い」とある直前には「今のところは証明されていない」とある。思わせぶりである。これによって多くの読者は水俣病の可能性が高いと感じていく。実際、文庫本の解説では斎藤美奈子氏は「彼の視力の衰えが水俣病に起因するかもしれないという、人物像を大きく左右しかねない証言は強い印象を残す」としている。「親が朝鮮半島出身だ」「被差別部落出身」という偽りと同様に、事件の背景・動機を歪める記載だという外ない。十二分な記載をしつつ「可能性は極めて低い」と書くなど、あらかじめ用意した逃口上というべきだろう。
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2018/12/26

動機でなく効果  カルト・宗教・犯罪

https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2482.html
 上記に書いた「オウム死刑囚Tシャツ」のことで、私が「オウム法廷漫画を賞賛していたこと」との違いが分からない、驚いたというような感想が、FBに書かれたりしてた。

 オウム法廷漫画、つまり麻原法廷物語は、私の下記フログでユーチューブの全10話を紹介しているものです。ホントオススメのもの、広く普及を。
https://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20181001/archive

 同じ漫画やらイラストでも、法廷漫画は法廷とオウム集団・事件の実態を伝える、それも分かりやすく知らせるという目的通りの役割を果たすだろう一方、

 こちらのTシャツは、動機をどう説明しようとも、単に12人や教祖のイラストです。色んな立場の関係者が不快感・違和感を感じるだけのこと、追悼?の効果なぞ無いと。
オウム真理教の宣伝にも利用されてもおかしくない。いつかまあ5年後ぐらいにオウム集団を放置しておけば、「追悼、尊師の守護者となられた高弟12人」とか言って写真集などとともに作るのかなあ、と思っていた類なんですが。

 この12月末のコミケでしたか、販売されたりしないことを希望します。
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2018/12/25

7.7ツイッター脅迫につき報告  カルト・宗教・犯罪

標題につき、報告しておきます。
とはいえ、報道されている範囲の要旨にて恐縮です。
7.7ツィッターでの「「誰かと誰かは二世皇帝と趙高のような関係になったら、殺しに行くぞ。」脅迫の件です。

男性に罰金20万円の略式命令 12/25(火)
・今年7月、死刑が執行されたオウム真理教の松本智津夫元死刑囚は、四女を遺骨の引き取り手として指名
・死刑執行後にツイッターで匿名の人物が四女と代理人の滝本太郎弁護士を示唆して「殺しに行く」などと書き込み、滝本弁護士は、脅迫を受けたとして刑事告訴
・川崎市に住む39歳の男性と特定、今月6日書類送検、21日男性は横浜簡易裁判所から罰金20万円の略式命令を受け納めた。
・男性は四女らに謝罪し、「今後このような違法行為をしないことを誓う」と約束した。

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2018/12/24

日本共産党への願い  憲法・社会・官僚・人権

下記は、12月23日の日本共産党のツイッター
  *****https://twitter.com/jcp_cc*********
 共産主義と聞けば、すぐにスターリンと結びつけてしまうような時代は終わりを迎えつつあります。
 「1991年のソ連崩壊時にまだ幼少期だったこの世代に、社会主義や共産主義に対する偏見はほとんどありません。」
 米 若者が社会主義旋風/格差問い予備選で番狂わせ次々
  *******************


 いえその、日本共産党の場合、しっかり書いてある「民主集中制」と「無謬性の神話」をはずしてくれればなあ、とつくづく考えます。
 1989年からの5年間が大切だったろうと、あの時この組織原則と特徴を外していれば、日本の政治状況は変わっていただろうと。現在の状況の責任は野党側、日本共産党にもあるのだ、と。
 党員の多くは実に真面目で、世の中を良くしようと実に真摯なのに、残念です。
 このままでは党員の高齢化に伴い消滅していくのだろう、と。

 今は、日本国憲法秩序―基本的人権の尊重、国民主権、平和主義を基本原理とし、福祉国家を目指している憲法体系です―を守ろうとし、漸進的な改革をしようとしている「保守主義者」が、立憲民主党・日本共産党などの野党側です。

 大日本帝国憲法秩序―まあ天皇の名において権力者が好き勝手をできる憲法体系です―に戻すひどい「革命」をしようとしているのが、 自民党・公明党など与党側でして。
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2018/12/24

自殺のおそろしさ  日常のこと

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https://sky.ap.teacup.com/takitaro/2488.html
に書いた「自殺促進ポスター」に関連したツイッターで知ったが、
 上記の素敵な文章があったので、紹介までに。
 萩原朔太郎全集(補訂版)全15巻補巻1、筑摩書房の第2巻にあるみたい
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2018/12/24

オウム死刑囚 魂の遍歴  カルト・宗教・犯罪

『オウム死刑囚 魂の遍歴』(PHP研究所)門田隆将氏

読みやすい分かりやすい実もある本でした。知らなかったことがいくつかあった。
ああ、彼が可愛がっていた犬はホントに「太郎」だったんだ。

故井上には、高裁で、地裁の無期懲役が逆転する可能性が低くなかったので、私も弁護側証人に出ることとなり、そのために何度も面会した。

で、話の中で、私への2度目の方かなVX事件を現場には来たがしなかった理由を、
 「なんで?」と聞くと、
 「表札に太郎とあったから」とのこと、そりゃ、警察が既に警備していた感じもあったが、名前が最大の理由だったと。
 「滝本弁護士とは聞いていたが『太郎』とはっきり分かり、ためらった」
 「ずっとかわいがってきた犬の名が太郎だったんです」
と。????ヲイヲイヲイと思った。
 「失礼な話で申し訳ないですが、すべて伝えたくて」
とか、言っていた。

一連のオウム事件、実に色々なことがあるものです。不思議でも何でもない、と。

『太郎』というワンちゃん、著者紹介の下記に映ってますね。
https://blogos.com/article/346442/
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