2018/6/29

地下鉄サリン事件―遠藤証言  カルト・宗教・犯罪

★それにしても「オウム事件真相究明の会」って、批判対象である筈の松本死刑囚の東京地裁判決文(確定)、高裁2つ、最高裁1つの決定文も読まず、HPでは参考資料にもしてない。実にまったく話にならん。

★森達也氏にしても、一審弁護団にしても、まあ一部の人にしても3.18リムジン謀議のことばかり言うが、遠藤誠一死刑囚のこちらの直接、サリン完成後に修法してもらったという証言など、A3に書いてないみたい、なんで無視できるのか不思議で仕方がない。

 というか、判決文をまともに読んでないので知らない、ということなのかなあ。下記も、頭に来つつも親切に紹介しておきます。

***(2) 遠藤は,同日(3.18)午後11時ころ,村井に連れられて第6サティアン1階の被告人の部屋を訪れた。その際,被告人は,遠藤に対し,「ジーヴァカ,サリン造れよ。」などと言い,責任をもってサリンの生成に取り組むよう念を押した。

***7 前日の夜責任をもってサリン生成に取り組むよう念を押された遠藤は,同月19日正午前ころ,村井に連れられて第6サティアン1階の被告人の部屋を訪れた際,被告人から,「まだ,やっていないんだろう。」と言われて早くサリンの生成に着手するよう暗に指示され,部屋を出た後,村井からも「早くやってくれ。今日中にやってくれ。」などと督促された。

***(2) 遠藤は,サリン混合液からサリンだけを分留することを考えたが,土谷から1日くらいかかると言われたことから,被告人の指示を仰ぐため,(3.19)同日午後10時30分ころ,第6サティアン1階の被告人の部屋に行き,被告人に対し,「できたみたいです。ただし,まだ純粋な形ではなく,混合物です。」と報告すると,被告人は,「ジーヴァカ,いいよ,それで。それ以上やらなくていいから。」と,サリンを分留することなくそのまま使って構わない旨答えた。

***(4) その後(3.20午前2:30頃),遠藤が前記サリン入りビニール袋11個を入れた段ボール箱を持って同所に来て,被告人に対し,中にサリンが入っていることを説明し,被告人のエネルギーを注入することによってその物の効果を高める儀式である修法を求めてきたことから,被告人は,遠藤にそれを持たせたまま,段ボールの下に手を触れて瞑想をし修法を終えた。

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2018/6/29

明朝のセリフ予測  日常のこと

とあるテレビ番組の明朝のセリフ予測

「すずめさんが羨ましいわ、律さんのこといっぱい知ってて、私ともいいお友達になってね」

「律は私のマグマ大使だった」

「私の夫です」

「あげない」

「あげないって、物じゃないでしょう」

「そんなものじゃないんだ、律は私の半分なんだ」

「なにをそんな青いことを言ってんのよ、あなたは律をほおって置いたの!」

「でも、でも」

「このお腹、触ってみる?」
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2018/6/25

本来、黙殺さるべきは森達也氏主張  カルト・宗教・犯罪

http://moriweb.web.fc2.com/mori_t/
上記は、森達也氏のブログです。巻頭コラム279としてこうあり、だが長々と書いている。
―「オウム事件真相究明の会」に対しての「ほぼ日刊カルト新聞」と「脱カルト協会」からの攻撃は、(想定はしていたけれど)本当に執拗だ。ただし会見の場でも言ったように、僕はもう彼らを黙殺する*******


http://sky.ap.teacup.com/applet/takitaro/20160805/archive
 森達也氏は、黙殺すると言いながら、上記の通りまた書いているんですね。
(追加―ぎえ、「脱カルト協会」からの攻撃って、同会からは出ていないんですが。問題とする人で会員の人は少なくないけれど。「ほぼ日刊カルト新聞」ってそんなのはないっしょ。まったくもって、上九で後に倒産したガリバー王国がオウムの跡地だと誤解したまま文庫本にしてしまう方だもの、麻原判決日の刑務官人数につき自著A3に記載した人数さえ忘れて「創」に再度かく人だもの、酷いもんだと。「ドキュメンタリーは嘘をつく」ではなく「森達也は嘘をつく」になっちゃってませんか。)

良いでしょう。このことについて、私が纏め的に書いた12000文字ほどの文章は上記の20160805ブログにあります。これ「創」に反論文掲載として求めたが、載せてくれなかった原稿です。
 森氏のA3を読まれたり、今回の主張を聞かれた方は、それがまともな取材などせず事実関係を無視し矛盾だらけの本、主張だと分かるべく、その全文を読んでほしいですが、うち特に私が思う最大の問題は、下記です。当時、分かりやすく書いたつもりです。


(最大の論点)
 2つの抗議書では、A3がノンフィクション賞に値しないとした最大の理由として「A3の弟子の暴走論は、オウム真理教事件にあって松本死刑囚の指示とか首謀者であるという結論をつまりは否定しているのである。」としている。もちろん単に弟子の暴走論に同意したからではない。抗議書では「ノンフィクションとして十分な報告、分析をふまえてなされていて質が高ければ、多くの確定判決とは矛盾するが、1つの視点、考え方を示したものとして、授賞に値することも、論理上はあり得なくはない。」を前提にし、A3がこれに達しておらず各所に問題ある記述があるのに授賞するとしたから、問題としている。

 すなわち、森氏はA3の最後の章「特異」でこう記載している。「連載初期の頃、一審弁護団が唱えた「弟子の暴走」論について、僕は(直観的な)同意を表明した。2年半にわたる連載を終える今、僕のこの直観は、ほぼ確信に変わっている。」と。森氏は弁護団が主張する弟子の暴走論の構造を十分に認識している。「弁護側は、起訴された13の事件すべての背景に『弟子の暴走』が働いているとして、被告の全面無罪を主張」と記載しているのである。

 いうまでもなく、確定判決は最終解脱者麻原彰晃こと松本智津夫の指示により弟子が実行した事件だとした。「集団の暴走」は認めても、弁護団のいう「弟子の暴走」は否定している。

 森氏は、「弟子の暴走」という表現だけでなく、弟子らの教祖の意思についての「過剰な忖度(そんたく)」を各所で書いている。「言いかえれば幹部信者たちが、『これは尊師の指示である』として、信者たちに指示や通達を伝えることがとても多くなった。こうして過剰な忖度は暴走する。」などとある。弟子が教祖の指示がないまま暴走したとする心理メカニズムの説明である。実はこの「弟子の忖度」もまた、弁護団が多用してきた言葉であり、無罪主張の論理として弁論要旨の各所に記載されている。A3では、これらの合間に童話「不思議の国のアリス」も引用されている。有罪の結論が先にあったという寓話であって明確な印象操作だ。

 以上からして、森氏の主張は、刑事事件として教祖につき全面無罪、地下鉄サリン事件のサリン散布の指示などもしていないという弁護団と同様の主張だと読む外ない。

 しかし森氏は、(2015年)7月号の反論で、自分はA3で麻原教祖が地下鉄サリンの散布を指示したことを認めている、としている。その根拠は上記の弁護団の主張に同意するとの記載に続けて「ただし弟子たちの暴走を促したのは麻原だ。勝手に暴走したわけではない、そして麻原が弟子たちの暴走を促した背景には、弟子たちによって際限なく注入され続けた情報によって駆動した危機意識があった」と記載したからという。そして、更に他の何か所にも、教祖のサリン散布の指示があったと記載しているおり認めている、という。

 「いったい、なんなんだ」と思う。これでは森氏は、サリン散布の指示など肯定すると言う一方で、弁護団の主張である「弟子の暴走=弟子の忖度=教祖の各事件指示の否定=無罪主張」論に同意・ほぼ確信しているということになる。「弟子たちの暴走を促したのは麻原だ」という記載は「指示を認めた」とは読めないが、あえて「指示」の趣旨で書いたと言うならば、やはり弁護団の主張に同意できるはずがない。文字どおりの「矛盾」ではないか。森氏はまさか「ほぼ確信と書き確信とはしていない」と言うか。弟子の暴走論は無罪主張のまさに中核であり、話をずらせる類ではない。

 いうまでもなく「集団の暴走」と「弟子の暴走」は異なる。「集団の暴走」と書けば教祖と弟子らがともに暴走していった趣旨になるが、「弟子の」とすれば教祖の指示がないか教祖の指示を超えた罪を犯したということになる。当たり前である。だからこそ、弁護団は「弟子の暴走」と表現して「教祖の指示はない、弟子が忖度して暴走した、無罪だ」と主張した。森氏は、この弁護団主張に同意しているとしつつ、どうして教祖の指示を認められるのか、頭が割れる。

 抗議書の作成にあたっては、森氏がいくらなんでもこの根本的な矛盾のままにいるとは思わなかった。そして弁護団の主張への同意につき、最後の章「特異」で「連載を終える今、僕のこの直観は、ほぼ確信に変わっている」とある。だから連載途中(A3の途中でもある)にあったサリン散布等の指示を認める記載は、最後には撤回した趣旨であると理解するほかなかった。撤回しないまま弁護団の主張に同意するなぞ、万言を費やしても矛盾している。

 A3には、麻原の上記罪状認否も分析せず、公刊されている程度の裁判記録も分析せず、そもそも13件の事件の指示について具体的に認定している地裁判決さえまともに読んでいないと思われる節が多々あった。ために抗議書には、別紙として認定された教祖の各事件の指示内容を添付し、授賞を決めた講談社と審査員に示した。

 しかし、森氏がこんな矛盾のままとする以上、もはやその必要性もない。指示を認めるならば「集団の暴走」ではあっても「弟子の暴走」ではなく、「弟子の暴走」であったならば教祖の指示を認めようがない。端的に言えば話にならん。賞を返上されるべきである。
以下は、念のため記載しておきます。(その他は冒頭の20160805をご参照に)

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2018/6/24

オウム事件―知りたい真相いくつか  カルト・宗教・犯罪

実話ナックルズの2018年7月号に、久しぶりにオウム真理教の様々なことが記載されている。16ページにわたる。

 まあ、薬物についての間違い記載が困ったものだと思うが、他の所はとても貴重です。だが、エッチな月刊誌であり、容易に入手できず弱ったなあ、とは思う。
 一般の週刊誌や月刊誌は、著名な三大事件などだけでなく、その他の事件また背景のこと、薬物のこと―薬物をやった信者たちが未だ「アレフ」や「ひかりの輪」で宗教指導している訳でありなんともぉぉ―を、詳細に伝えてほしいなぁ、と思う。


オウム事件で、真相が究明されてないと思うこと。
 まあ、私が事実関係で知りたいことと言えば、下記のあたりです。


 なお、「オウム事件真相究明の会」という実質「松本死刑囚の死刑を阻止し、精神科医療を受けさせ、できれば動機を話してもらう署名運動の会」は、こんなことには問題意識なく、調査意欲も調査能力もなく、問題意識さえないのだろうと。
 
 私自身の最大の反省点は、もっと早くに公安警察にも情報を提供し、ギブ&テイクを重ねていくべきだったということ、少なくともに薬物イニシエーションを把握し(刑事警察から極秘とするよう強く要請された)1994年7月頃からは、ためらいなくなすべきだったということです。

1−残る内部事件の、死亡経緯の詳細。その正確な命日ぐらいは遺族に知らせてあげたい。

2−ピラミッド型骨壺が3つ発見されたと聞くが、その骨は誰のだったのか。

3−いくつかの女性関係、幹部らの関係など。しばしばその末端を聞くが、正確な把握はできないままですし、公表できないことも多い。ただ、教団と事件の経緯全体を知るためには、把握しないといけないのだろうと。

4−國松警察庁長官銃撃殺人未遂事件(1995.3.30)は、公安警察部局が時効完成後、オウム集団が犯人だとして発表するまでして混乱したが、刑事警察が立件しようとしていた中村泰が真犯人であることは、もう疑う余地がないと思われる。知り合いである原雄一氏著が著書「宿命」を、この2018.3.28、被疑者本人の了解も得て出版したので、詳細が広く示される。

5−村井秀夫刺殺事件(1995.4.23、翌日死亡)の背後関係は分からないまま である。同人は、地下鉄サリン事件につき教祖から実行犯らへ指示する重要なつなぎ役であったが、松本死刑囚は遠藤死刑囚に製造したサリンを持ってこさせもしているから、その立件に必須なものではなかった。暴力団構成員徐裕行による現行犯事件だが、同人は大幹部の上祐史浩や青山 吉伸を襲うチャンスがあったが襲わず、村井を狙っているようである。同人は懲役 12 年となった が、指示したという暴力団の若頭は無罪が確定し、背後関係につき裁判所も疑義を呈している。

6−あまり知られていないようだが、1994年11月頃から、「松本サリン事件に関する一考察」という文章が出回っていて、作成者は分からないままである。1994.6.27夜発生の 松本サリン事件につきオウム真理教がしたと分析したA4で 10 ページほど。ただ、サリンを氷の中に閉じ込めていたのではと記載されていて、真実と異なり、またサリンは水で無害化されていってしまうから科学上もあり得ない仮説であった。私が書いたと疑う向きがあったが私ではない。誰なのかそろそろ名乗りをあげてほしい。

7−オウム真理教が、薬物を暴力団に売っていたなどとの暴力団員数名が流した噂は偽りである。脱会した人、死刑が確定している人も含めてすべて否定しており今更、嘘をつく必要もない。具体的な裏付けもない。筆者や坂本事件調査班弁護士は、不動産取得について山口組系後藤組とオウム真理教との 1988年頃から数年間の一部接触を確認しているが、坂本事件さえも同暴利団に依頼したものでなかった。

 オウム真理教の施設からは、LSDが 111.881g、覚醒剤が 159.156g、メスカリン硫酸塩が 3000.939g発見されている。後に裁判 の早期結審のために取り下げられたが、薬物製造使用事件の証拠とされている。未だ暴力団云々などの話が時に流され、またオウム集団が薬物を作りイニシエーションで使用したことの認識が薄れていることは、弱ったものである。


 国は「オウム事件の総体的研究―その全体経緯と事件機序―」を作る必要があるだろうと思います。
―刑事全体(まあ2つぐらいの教室が満杯になろうと)を把握しつつ、下記の疑問点などさらに調査・把握し、焦点として、松本死刑囚がどう若者らをはめていったか、どうはめられていったか、心理操作の手口、具体的な手法の整理、イニシエーションの整理、薬物使用のイニシエーションの整理、内部殺人、記憶喪失作業の整理、そして行政、警察、社会、文化人、マスメディアの対応の問題、もちろん信者家族、私ども弁護士の問題もです。
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2018/6/21

四女本の紹介、被害者・遺族の方々へ  カルト・宗教・犯罪

下記の二女ブログのコメントにあるように、松本死刑囚の二女、三女の発言内容などによって痛みを感じる被害者や遺族がやはりいる。それなりに近しい自分としてもその痛みと怒りを聞いている。 ああ自分自身も被害者−1994年秋以降の数年間は殺されたら2億8000万円はいる生命保険に入っていたけれど−でした。
https://ameblo.jp/matsumoto-umi/entry-12382804341.html#cbox

で、四女はしっかりと脱会していて、まったく別の態度です。いろいろ相談を受けている当職として、なんとかその人生を生き直してほしいと思っており、まあボチボチとやっております。
−父母の「著しい非行」、父母からの「虐待」が認定され、父母を推定相続人から廃除した決定は、考えてみれば凄い先例なんだな、と思いました。−

どうぞご理解くださいませ。

四女は、下記の本を出しています。
「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか ~地下鉄サリン事件から15年目の告白」
~2010/4/24  松本 聡香  徳間書店


松本死刑囚云々と、やたらメディアに出ているのはあくまで三女、ネットに書いているのは二女と三女です。
どうぞ誤解のなきように
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2018/6/20

オウム事件の総体的研究 ―その全体経緯と事件機序―  カルト・宗教・犯罪

「オウム事件の総体的研究
―その全体経緯と事件機序―」


といったことをやろう、国会や法務省、警察庁でしっかりやろう、スタッフにも入れて、というのが、日本脱カルト協会、オウム真理教被害対策弁護団、オウム真理教家族の会の長年の主張であり、要請していることです。

 5万ページくらいにはすぐなる筈の研究だろうと。たとえば、面談に応じる死刑囚、無期囚には、刑事記録を相当に読みこなしオウム集団と事件知識ある数人が時系列を追ってまず3日、ついでこれをもとにした各分野専門家が各2日の聴取をする、それだけで、貴重な資料となる。

6

2018/6/20

6月30日午後  カルト・宗教・犯罪

日時―6月30日土曜日の午後
場所ー新宿のロフトプラスワンという所
「やや日刊カルト新聞社主催 これでいいのか!オウム問題」

 に出ますです。宜しければどなた様も。若いメディア人もおいで下って、どうぞご理解を。ディ―プ情報はどこまで、どう話していいのか悩みます。
 それがまあ5時頃に終わってから、流れでオフ会のようなことになるかと。

詳細は下記です。http://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/91620 

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